東京から福岡の島に引っ越したご夫婦の気ままレシピ『できたその日に食べられるキムチ』

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東京から福岡県能古島に移住した
映像プロデューサーの檀 太郎さんとエッセイストの晴子さんご夫婦。

お二人が移住を決意したのは66歳のときでした。

 

晴子さんは言います。

「住居の道路計画がきっかけだった。反対運動が裁判に持ち込まれると長引くし、大変なことになりそう。そこで、どうしようかな、と。すごくいい家だったから」

 

スペインを模した白壁と高い松林が見下ろす東京の邸宅は、文豪で太郎さんの父・檀一雄さんが立てた木造家屋でした。

 

「同じ条件のところは、東京では難しい。ならば、舅の残した家もあるし、怠け者だから暖かいところがいい、と能古島へ。太郎も私もこだわらない。どこにでも住める。逆からいえば計画性がない。何とかなる、でやってきた」

 

家の中には文豪・檀一雄さんの著作が並ぶ本棚があり、
テラスや庭からは福岡の街並みが一望できます。

お二人は島の恵みに頼り、自然の中で新しい暮らしを過ごしています。

 

「衣食住のことは、できるだけ自分たちの力で暮らそう」

 

そんなお二人が作る、極上レシピがあります。

それは『できたその日に食べられるキムチ』

今回はこのキムチのレシピを紹介します。

 

できたその日に食べられるキムチ

 

 

【材料】

白菜、玉ねぎ、人参、青葱、にら

[下漬け用]粗塩、水

[キムチ糊]小麦粉、水

[ヤンニョム]粉唐辛子、おろしにんにく、ニョクマム(魚醤)、砂糖、アミの塩辛

 

詳しい分量はこちらからご覧いただけます。

 

【作り方】

[下漬け用]

(1)白菜をボウルに入れ、下漬け用の塩を上下ひっくり返しながらしっかりまぶします。

分量の水を加えます。

 

(2)時々、混ぜながら1時間ほどおいて、ザルに上げます。

大皿などで重しをして、一晩かけて水けをしっかりきります。

 

[糊・ヤンニョムをつくる]

(3)小鍋に小麦粉と水を入れ、火にかけます。

ダマができないように混ぜて糊状にし、冷まします。

 

(4)ヤンニョムの材料に3を加え、よく混ぜます。

 

[本漬け]

(5)4に白菜、玉ねぎ、人参を入れて混ぜ合わせ、最後に青葱とにらを混ぜます。

 

(6)すぐにいただけます。

保存用は小袋に分けて入れ、空気をしっかり抜いて冷蔵庫へ(小分けだと扱いやすい)。

※冷蔵庫で1ヶ月ほどもちます。

 


 

本誌では檀 太郎さんと晴子さんの自由気ままな島暮らしの様子が特集されています。

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