『衣服廃棄禁止令』から、海外トレンドは服のカスタムメイドサービス展開へ

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近年、売れ残ったアパレルの大量廃棄を問題視する流れは強まる一方です。

2022年1月には、フランスで売れ残りの衣装を企業が廃棄することを禁止する『衣服廃棄禁止令』が施行されました。

 

アメリカ『レッドスレッド』の
カスタマイズ服サービス

 

米国ではアパレルの課題解決に取り組むスタートアップ『レッドスレッド』が支持を集めています。

2018年に創業し、ネバダ州に本社を構えるレッドスレッドが提供しているのは、婦人服のカスタムメードサービスです。

利用者の体型にぴったりの服の採寸は、自宅で簡単にできます。

ブランドはさまざまな体形に合わせて豊富なサイズを用意する必要がなくなるので廃棄は発生しません。

 

利用者は同社のサイトから欲しいアイテムの色やポケットの有無などを選んで注文。

測定用のリンクが送られてくるので、アクセスしてスマホのカメラで身体をスキャンします。

測定値を基にして作られる服は、約1週間で完成。

この測定にはAI(人工知能)のアルゴリズムをベースにした
最新の3Dスキャンテクノロジーが使われていて精度が高いといいます。

 

永久保証で手厚いサービス

 

ただし、大量廃棄問題を解決するレッドスレッドのさらに驚く仕掛けはここからです。

『ライフタイムフィット保証』というサービスを無料で提供しています。

このサービスは送られてきた服が気に入らなかったり、太ったり痩せたりしてサイズが合わなくなったりした場合、
服を補正して対応してくれます。

妊娠するなどして、腹周りだけが極端に大きくなった場合にも応じます。

この手厚いアフターサービスは、驚くことに永久保証だといいます。

 

CEO(最高責任者)のメーガン・リッチフィールド氏は
「当社の製品は長く着られるので、ごみになりにくい」と自信を見せます。

 

そのぶん、シャツが約120ドル、パンツは約150ドルと、ファストファッションのような手頃な価格帯の製品よりは高いです。

ただし、素材の品質が高く、仕事でもプライベートでも着られるシンプルなデザインが多い。

長期間着用できるので、コストパフォーマンスに満足している利用者がほとんどだそう。

 

素材も含めた服のデザインはアパレルブランド『バナナ・リパブリック』
『アバクロンビー・アンド・フィッチ(アバクロ)』でキャリアを詰んだデザイナーが担当していて、
着心地が良く、しわになりにくいと主に30代以上の女性たちに好評です。

黒色のパンツやワンピースが売れ筋となっています。

 

今後は消費者からの要望に応えてデザイン数を増やしていく予定
リッチフィールド氏によると婦人服以外のアイテムを加えてラインナップを広げる可能性があるといいます。

 

現在、ヨーロッパやオーストラリアからも注文が来ており、日本からでも注文可能とのこと。

世界各地に支社を置いて展開することも、視野にいれているそうです。

 


 

本誌ではさらに詳しくレッドスレッドのサービス内容について書かれています。

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