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世界ナンバーワンアパレルブランドになるべく、海外戦略を一段と加速させるユニクロ。
不確実性が高まる世界で、希代の経営者はどんなかじ取りを考えているのでしょうか。
柳井正氏の考えるリーダーであるべき姿とは?
日経ビジネス電子版に掲載されているインタビューをピックアップします。
経営者は特に歴史を勉強しておく必要がある
2022年8月期には2期連続で最高益を更新しました。
2022年はどのような年だったでしょうか?
「新型コロナウイルスの感染が拡大しましたが、ウィズコロナの生活が次第に定着し始め、
混乱に一区切りがついたように感じています。時代の転換点だったのでしょうね。外出を制限された時間に、それぞれの人がいろいろなことを考えたでしょう。
21世紀になっても、ウクライナ危機のような事態が起こり得るという現実を見ると
やはり人間は変わっていないと思ってしまいますね。過去の歴史や記録を皆もっと知らなければならない、と僕はいつも言っているんです。
過去があって、現在があって、未来がある。一足飛びに未来だけが訪れることはありません。過去や現在を知らずに『未来はこうなる』と予見はできない。全ては一連の流れの結果ですよね。
『歴史は韻を踏む』とよく言うでしょう。過去と全く同じ出来事は起こらないとしても、現代と似た来事は起こっている。だから歴史から学んで『こういう未来になるんじゃないか』と知っておかないといけない。
経営者は、政治家のように『想定外でした』とは言えないんですよ。言ったらその時点で経営者として失格。だから、経営者は特に歴史を勉強しておく必要があると思っています」
歴史に学び、正しい選択を
ユニクロは中国市場に力を入れていますね。
「それは当然ですよね。でも皆が当然だと思わないんですよ。米中が対立すると、日中も対立するかのような考え方があります。しかし、歴史を振り返ると日本は遣唐使を送り、中国は明治維新を学びと、対立よりも協調してきたのです。この歴史と位置関係はもう不変ですよね。中国は世界の成長エンジンですし、14億人が暮らしている。日本の10倍以上の人口ですよ。
2002年ユニクロ1号店を上海でオープンしたとき、中国の個人収入は日本の20分の1程度でした。その後の20年間で、沿岸部などの所得水準は日本と同等になった。すごい成長力ですよね。
だから、日中でお互いに過去と現在の両方を理解しておかないと、(選択を)間違う可能性があるのではないでしょうか」
本誌では柳井氏のインタビューの続きをお読みいただけます。
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