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そのときが来てからでは遅いのが、実家の整理。
ですが、生前に実家を片付けないと、金銭だけでは済まないデメリットを背負うこともあります。
あなたは親と家を守れますか?
PRESIDENTでは、介護アドバイザーの横井孝治さんがゴミ屋敷を生前解決するコミュニケーション術について話しています。
生前整理は早いうちに
生前整理とは、自分が亡くなった後に残された家族が困ることがないように、
身辺整理や財産整理をしておくこと。
近年は『終活』という言葉も一般化しており、自分の体が動く元気なうちに
生前整理を行う高齢者の方も少なくありません。
ですが、そう考えない方も多く、特に「自分はまだ大丈夫」と思っている親に生前整理をしてもらうことは難しいものです。
たとえば、老人ホームの初期費用を工面するために実家を売却するケースでは、
早急に実家を整理する必要があります。
その際に生前整理や遺品整理専門の業者などを利用すると、荷物の多い家では100万円以上の費用がかかることも。
老人ホームの初期費用に限らず、介護は末期になるほどお金がかかるので
介護初期段階での出費はできる限り抑えたいところです。
また、業者任せの整理になると、着物や宝石など金銭的価値の高い物や、
大切な物もまとめて処分されることになり、親が残したかった物や、思い出の品物などを
引き継ぐ機会が失われる可能性も。
そのため、なるべく元気なうちに生前整理を行なっておいたほうが、
金銭的なダメージは軽減できるようです。
絶対に、黙って業者を呼んではいけない
生前生理はお金の相続の問題だけと思う人も多いかもしれませんが、
親の健康と安全を守ることにもつながります。
人は体力や認知機能の低下に伴い、家を片付ける力も低下します。
物が散乱した家だと、つまずいて怪我をするかもしれません。
部屋を綺麗にしておくことで、こうしたリスクを減らすことができます。
また、あなたが実家で親の生前整理をアシストすることで
「いつも部屋を綺麗にしていたはずの親が雑然とした部屋で暮らしている」
「外出するときはおしゃれをしていた親が部屋着のままで外出する」といった
認知症や高齢者うつの兆候に気づけるかもしれません。
しかし、そのような状況の親を心配しても、子を心配させたくないという親心と
いつまでも元気でいたいという願望から「大丈夫だから、心配しないで」と悪意のない嘘をつくケースもよくあります。
また、子であるあなたは「親に何かあってからでは遅い」と焦って行動を起こしてしまうかもしれませんが
その行動で親と不仲になってしまう可能性があります。
代表的なものが「不用品を処分するため、遺品整理や買取の業者を呼ぶ」こと。
「片付けるために業者さんを呼んでくれた」と理解してくれることもあるかもしれませんが、
多くの親は「片付いていない家を家族以外に見られたくない」と嫌がります。
さらに、コレクションがある親であれば
「知らない人間に大切にしている物を触ってほしくない」と反発することもあるでしょう。
お互いが納得して家を片付けるには、焦らずに信頼関係を築くことが大切です。
衣服、書籍類だけでなく、宝石など資産価値の高い物を含めてどこに何があるのかを把握する必要があります。
まず話しやすい関係をつくるためにも、週1回でいいので、電話で会話をするようにしましょう。
そして「一緒に片付けよう。必要じゃないものはどれ?」「これは大切な物だから一緒に飾ろうよ」と
親に歩み寄る気持ちが必要です。
整理分別ポイント

捨てないもの
・親が今使っているもの
・コレクション
・誰かに残したい物
処分するか決められないもの
・上記に当てはまらないもの
1年ほど様子を見て、再度「決められない」場合は思い切って処分しましょう。
本誌ではさらに生前整理について詳しく解説しています。
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