大正時代のアイデアから進化しつづけ、現代の温暖化防止にもつながる調理グッズ『鍋帽子』

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『婦人之友』の前身『家庭之友』が創刊されてから120年が経ちます。

 

120年間の誌面より、ものがあふれる一方、物価も上がる今こそ生かしたい知恵を掲載。

その中で、大正時代から変化した保温調理・省エネについて紹介します。

 

大正『火なしこんろ』から鍋帽子へ
保温調理で省エネ

 

 

光熱費が日に日に上がっている今、電気・ガス代を大幅に節約できる『鍋帽子』に注目が集まっています。

CO2削減にもなる調理グッズで、環境にも電気・ガス代にも良いものです。

 

原型は大正4年の『火なしコンロ』

 

家庭での煮炊きに炭が使われていた大正4年、婦人之友上で提案された『火なしこんろ』。

木製の箱の底におがくずを敷き、半調理した鍋釜を入れ、おがくずを詰めたふとんで覆ったものでした。

その後、味よくしあげる煮炊きの実験を継続。

昭和15年には現在とほぼ同じ形の『お茶ぼうし』が生まれ、読者の間で人気に。

戦時下では、切実な燃料節約のためにさまざまな工夫が加えられました。

 

光熱費削減を呼びかけ、全国へ普及

 

各地友の会(『婦人之友 』の読者の会)での実践を経て
2000年、「これ以上、原子力発電所を増やさない」と被爆地・広島友の会が
鍋帽子の普及に力を入れ、全国各地に広がりました。

 

全国友の会による鍋帽子開発・普及活動は
平成14年度の地球温暖化防止活動環境大臣賞を受賞。

東日本大震災では、被災地の仮設住宅で使用されるなど
家庭からの省エネは、社会に広がり続けています。

 

鍋帽子の特徴

 

 

かぶせておくだけでふっくら保温調理ができる『鍋帽子』

直径27cmの両手鍋まですっぽり収まる大きさです。

鍋座布団と組み合わせて使います。

おいしく、効率的、経済的な食事づくりで家庭の食生活を支えます。

 

鍋に鍋帽子をかぶせるだけでこんなメリットが。

 

  • ふっくらやわらかく、料理上手に
  • 保温中に台所の火口があく
  • ガス・電気の使用量を減少
  • CO2削減のエコクッキング
  • 保冷にも役立つ

 

2世代で愛用しているご家族もいます。

 

「20年以上愛用しています。レシピを何度も試すうちにわが家にちょうどよい味になりました。おでん、シチューなど、煮込み料理に欠かせません。煮物や煮豆など、鍋帽子を外した後に、強火で汁けを飛ばす、そのひと手間で水分が残りがちな鍋帽子料理がとてもおいしくなります」
(安齋昭子さん)

 


 

本誌では、鍋帽子とレシピについてさらに詳しく紹介されています。

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