春のひとり旅『日本で当たり前だった大家族の暮らしに会いに』

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地産地消の食生活や、伝統や文化を守り継ぐ姿勢。

旅先で出会う人、モノやコトに、ふと考えさせられることがありますよね。

OZmagazine TRIPでは、SDGsが叫ばれる今だからこそ行ってほしい場所、会ってほしい人を紹介。

楽しいだけじゃない、気付きの旅へ行きましょう。

 

自然とともにある日常を訪ねて

 

 

日本で当たり前だった大家族の暮らしに会いに

 

90年代に本場の米国でマクロビオティックの料理経験を積み、帰国後に都内で料理教室を開いていた中島デコさん。

生まれも育ちも東京のデコさんが、“自然の中で暮らしたい”と家族とともに、
千葉県いすみ市の里山の古民家に移住したのは1999年のこと。

それから25年近くが経ち、『Brown’s Field』と名付けられた敷地内には
カフェや宿泊施設、ベーカリーなどが誕生し
常時10人ほどのスタッフと自給自足の共同生活を送っています。

 

「最初に決めたのは、いろいろな人が集う風通しのいい家にすること。同じ釜の飯の食べた人たちは数えきれないほど。ここを卒業した子たちとも、第2の実家としてつながっています」

 

自然農法で育てるお米や小麦、大豆、イモのみならず、醤油や味噌、酢などの調味料も畑の作物で全部手造り。

じっくり発酵させる昔ながらの製法で体にいい菌もたっぷりのせいか、カフェのごはんを食べた後は元気が湧いてきます。

 

「体と手を動かせば、お米も調味料も自分達で作れるの。なにがあっても生きていける自信がつくでしょ」

 

共同生活を送るスタッフは、炊事や洗濯などの家事全般と農業、カフェの3つの担当に分かれ、
それぞれの役割を持ち、互いを支え合っています。

 

「今、パーマカルチャーと呼ばれている、人と自然が共存する社会づくりとは、昔の日本で当たり前だった家族や地域と助け合って暮らす農村の大家族の生活なんだと思います」

 

自分で手をかけて育てた食べ物をおいしくいただくこと。

自然の中にあるものを生かし、無駄にしないこと。

 

ここで大事にしていることは、いつの間にか自然から遠く離れてしまった私たちの心に響きます。

大地のパワーにあふれるおいしいごはんと、自然とともに営まれる心和む暮らしを体験しに
デコさんとスタッフ、猫とヤギたちの大家族の田舎のおうちを訪ねてみましょう。

 

緑に包まれる、大人のひとり時間

 

 

Rice Terrace Cafe

 

自家栽培や季節の野菜がたっぷり味わえるランチプレートはかめばかむほどおいしい羽釜炊きの玄米付き。

自家製の味噌や醤油、庭の梅や柿で醸す柿酢などで、手間ひまかけて調理され、力強い素材の味わいが感じられます。

食後はマフィンやスコーンなどのヴィーガンスイーツ、豆乳チャイや三年番茶など体に優しい飲み物と一緒にどうぞ。

 

Brown’s Field cottage

 

カフェの隣に立っていた脳やをバリのリゾート風にリノベーション。

土壁と木造りが心地いいロフト付きの建物には、大きなデッキテラスが設けられ、
昼間はのどかな田園風景を、夜は月と星空を眺めながらリラックスできます。

食事はカフェでマクロビオティック料理がいただけます。

自転車の貸し出しもあり、田舎道のサイクリングもおすすめです。

 

ここでは定期開催の『BFまるごと体験』(要予約)は、スタッフと一緒に毎日の食事作りや農作業の手伝いなど
デコさんたちとの暮らしがそのまま体験できる4泊5日のプログラム。

ほかにも気軽に参加できる1日体験の『ワークパーティ』もあります。

 


 

本誌では『Brown’s Field』についてさらに詳しく紹介されています。

 

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