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およそ20年前に比べ、日本の中年男性のカラダが硬くなっている傾向がある、というデータがあります。
考えてみれば、一日の座位時間が世界一長かったり、電車の中では乗客ほぼ全員がスマホを覗き込んでいたり…
令和元年の厚生労働省の調査では定期的な運動を行なっている40代男性は2割に満たないという話です。
現代ニッポン人のカラダは日に日に硬くなっているのです。
カラダが本来持っている柔軟性が失われれば、肩こりや腰痛などの不調はもちろん、
肥満や老化、病気のリスクを高める可能性もあるからです。
今回Tarzanでは、カラダが硬くなるメカニズムや現代人がゆるめるべき代表的な筋肉をランキングで紹介しています。
その中から今回はストレッチを行う意味についてピックアップします。
カラダが硬いってどういうこと?
カラダが硬いという表現には2つの要素が含まれています。
ひとつは触感が硬い…皮膚やその下の脂肪組織の影響を受けて硬い触り心地になる可能性がある
カラダが伸びにくい…前屈したとき手が床から遥か離れたところにある場合
ストレッチで改善が見込めるのは『カラダが伸びにくい』とき。
筋肉が伸びないから本来の関節可動域が損なわれている状態。
”柔らかくする”ではなく、“伸ばしてゆるめる”ことを目指すのが正解。
ストレッチで伸びやすいカラダに整えましょう。
ひたすらじっとしていると
1週間で関節の動きは狭まる
動くはずの関節をギプスなどで強制的に固定するとどうなるのでしょうか。
約50年前に行われた動物実験では、猫の足首を4週間固定し、
その後に解放してふくらはぎの深層の筋肉のテンションを比較しました。
すると、足首を伸ばした状態で固定した猫は、4週間後にふくらはぎの筋肉が伸びにくくなり、
さらに筋肉の最小単位であるサルコメアの数が減ったのです。
足首を伸ばした状態では、ふくらはぎの深層の筋肉は短くなった状態。
これが4週間続くことでカラダはこの部分の筋肉を伸ばす必要がないと捉え、
サルコメアが減少したと考えられます。
関節の動きを制限すると1週間で可動域が狭まり、2週間でより筋肉が伸びにくくなることが確認されています。
不活動でごろごろしていればカラダは硬くなる一方なのです。
ストレッチの効果は何歳からでも期待できる
加齢とともに柔軟性は右肩下がり。
これは紛れもない事実です。
ただ、文部科学省の調査によると、30代後半から40代くらいの世代で柔軟性の低下がなだらかになる傾向が見られます。
40代といえば子育てもひと段落し、セルフケアを行う余裕が出てくるお年頃。
なんらかのケアを行うことで柔軟性が復活した可能性もあります。
しかしこれは2000年当時の話。
2017年頃から2021年までのデータを見ると、柔軟性が低下しています。
リーマンショックやコロナ禍を経た余裕なき時代、自らのカラダと向き合う機会が減ったということかもしれません。
そんな今だからこそ、ストレッチを行いましょう。
実践すれば、幾つになっても結果が出ることはすでに証明されています。
本誌では、現代の人におすすめのストレッチ法が紹介されています。
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