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対話型AI(人工知能)の『ChatGPT(チャットGPT)』で旋風を巻き起こした米オープンAI。
そのオープンAIへの大型追加出資を決めて攻勢に出るのが米マイクロソフトです。
警戒する声も上がる破壊的な技術をどう定着させていくのでしょうか。
今回日経ビジネス電子版ではマイクロソフト副会長兼社長のブラッド・スミス氏にインタビューをしています。
企業は責任ある行動を取らなくてはならない
個人情報保護の観点からイタリアが『ChatGPT』の使用を一時禁止するなど、生成AIを規制する動きが出ています。
どのように見ていますか?
「AIは教育やヘルスケア、経済全体の生産性を高めるための有力な道具になります。そうした利益に注目するのと同時に、AIがもたらすリスクを適切に管理する必要があります。企業は責任ある行動を取らなくてはなりません。
技術を理解し、規制の問題を解決しようと今、多くの人々が懸命に取り組んでいます。(生成AIの利用は)まだ始まったばかりですから、少し混乱した状況に映るのは仕方がないでしょう。ですが、私は楽観的に見ています。人々がAIについての理解を深め、課題と向き合うことで、より安定した形になっていくはずです」
生成AIについては、著作権や個人情報の侵害、世論工作やサイバー攻撃への悪用などの懸念の声も上がっています。
どのように対処しますか。
「生成AIを手がけるテック企業が技術の仕組みについてしっかり情報を発信していくことから始めるべきでしょう。これは継続的にやらなければいけません。
技術の透明性を確保し、きちんと説明できるようにする仕組みを開発することも必要です。そうすれば、規制当局を含む人々が『その技術はどうやって動くのか』を理解できるようになる。そのとき大事なのは、情報の見せ方のレベルをよく考えることです。すべての詳細を提供したら、情報が膨大になり過ぎてむしろ役立たないでしょうから。
AIについて『こんなに複雑なものは誰にも理解できない』と言う人もいます。では、人間の思考回路は完全に理解できているのでしょうか。ある程度は理解できていても、完全ではないはずです。AIもそれと似たような状況です。我々はAIを理解しようとしているし、AIについての理解を深めていく。そして、その情報を世界に提供していく。それが大事な役割だと思っています」
スローダウンすべきではない
オープンAIの設立に参画したイーロン・マスク氏は、高度なAIの開発の一時停止を求める公開書簡に賛同しました。
マイクロソフトの出資で「オープンではなくなった」とも発言しています。
「彼(マスク氏)は今、この市場に参入するための仕事をスピードアップさせています。新たに市場に参入する人が『皆にスローダウンしてもらいたい』と思う気持ちはよく分かります。しかし、技術の改良を遅らせることが世界をより良くすることにつながるとは思えません」
本誌ではインタビューの続きをお読みいただけます。
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