《海岸に漂着するクジラの謎》『ストランディング』はなぜ起こる?

  • 更新日
  • 有効期限 2023.06.17

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国立科学博物館田島木綿子先生は、海を生活の場とする哺乳類、海棲哺乳類を研究しています。

特にクジラの解剖数は女性日本一を誇るほど。

死体を入手しては解剖して体のつくりを詳しく調べているのですが、
田島先生自身、クジラを殺すことはないといいます。

主に“ストランディング”と呼ばれる現象により、海岸に漂着した死体を活用して研究しています。

 

では、ストランディングはなぜ起こり、どんなことが明らかになっているのでしょうか。

子供の科学にて解説しています。

 

実は頻繁に起こっているストランディング

 

 

野生動物を研究するために、研究対象の動物を観察したり、死体を解剖して体の作りを明らかにしたりしていますが、
海に生息する海棲哺乳類を調べることは簡単ではありません。

同じ海の生物でも魚なら捕獲して調べることができますが、
大きなものになると体長が何十メートルにもなるクジラを研究目的に捕獲することは不可能です。

ではどのように調べているのでしょうか?

 

周囲を海に囲まれた日本では、クジラをはじめとする海棲哺乳類が海岸に打ち上がることが頻繁に起こっています。こうした現象は“ストランディング”と呼ばれ、浅瀬などに入り込んで身動きが取れなくなっている状態を指します。

生きていれば何とか海に戻してやるようにしますが、クジラが陸に打ち上げられると、体の大きさが災いしてすぐに死んでしまいます」

 

海中なら浮力のおかげで大きな体でも問題はありませんが、重力の加わる陸に打ち上げられると、
自分の体重で内臓が圧迫されてしまいます。

その結果、田島先生たちは死んだクジラを詳しく調べるとともに、標本にして国立科学博物館をはじめ、
全国の研究施設、教育施設に収蔵、展示しているのです。

 

ストランディングはなぜ起こる?

 

 

「私たち人間でも、病気で亡くなることもあれば、突発的な事故で亡くなることもあり、死因は人それぞれです。同じようにストランディングが起こる原因も千差万別です。さまざまな原因によって起こります」

 

例えば、イルカやアザラシがより大きなサメやシャチに襲われ、
沖合で死んだ個体が海岸に打ち上げられた場合も、ストランディングと言われます。

また、クジラが船舶に衝突したり、魚網に絡んだりして死に、海岸に漂着することもあります。

これらの原因で漂着した個体には、サメやシャチの歯型、船舶と衝突したときにできた傷、
魚網が絡まった跡が残されていることが多く、漂着した死体を調べて原因を特定することができます。

 


 

本誌ではストランディングの他の原因や、クジラの超音波などについても解説されています。

漢字にはふりがなもふってあり、お子様と一緒に学ぶことができます。

 

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