
この記事が掲載されている雑誌は、こちらからお読みいただけます。

周りも自分も心地よくいるために、エチケットは大人のマナー。
ニオイ、汗、ムダ毛が気になる季節こそ、周囲の人への配慮も忘れずに。
そこで気になるニオイのケア法について産婦人科医の上田弥生先生が解説します。
皮脂が酸化、汗に結びつくと
『おばさん臭』=加齢臭に変化する
50代以降できつくなる臭いの出どころ
・頭皮
頭皮にはTゾーンの2倍ほどの皮脂腺があるといわれています。
臭いが気になるからと洗いすぎると頭皮が乾燥し、過剰に脂が出ることにも。
頭皮環境を整える、スカルプケアもおすすめ。
・耳の後ろ、後頭部
頭皮と同様、皮脂腺が多く皮脂がたまりやすい場所。
洗い忘れや、ちゃんと洗えていない場合が多い。
入浴時に洗浄剤でしっかり洗うだけでも臭いが軽減します。
・バスト
ブラジャーで蒸れやすく、皮脂腺も多い場所。
特に胸の間、胸の下に汗や皮脂がたまりやすいため注意。
乳輪は脇と同様にアポクリン腺が多い部分で、ワキガ臭が混ざる場合も。
・首のうしろ、背中の上部
背中はもともと汗をかきやすく、皮脂腺が多い場所。
面積が広い分、臭いもきつくなりやすい。
手が届きにくいのでブラシやタオルを使い、すみずみまで洗いましょう。
・デリケートゾーン
更年期になるとおりものが減り乾燥しやすくなります。
そのため雑菌が増えて臭いの原因に。
不正出血で血液が酸化すると臭いがすることも。
普段と違う臭いを感じたらすぐ婦人科へ行きましょう。
・足の指
足の指の間には角質がたまりやすく、さらに夏場はそこに汗をかくことで臭いがきつくなりやすい。
角質がやわらかくなる入浴時に、洗浄剤で指の間を洗い、汚れをしっかり流しましょう。
上田先生による解説『速攻ケアと保湿が大切』
皮脂が分泌され時間が経つと、皮脂に含まれるパルミトレイン酸が発生します。
これが酸化することで、嫌なにおいが発生。
この臭いがいわゆる『おばさん臭』=加齢臭の原因です。
女性の場合、女性ホルモンによって皮脂の過剰分泌が抑えられていますが、
加齢とともに女性ホルモンの分泌が減ってくると、
太ったり体が酸化しやすくなったりするため臭いが出やすくなります。
また、臭いがきつくなりがちな暑い季節こそ、実は保湿も大切。
皮脂が乾燥すると余分な皮脂が出やすくなり、臭いのもとになることがあります。
乾燥による過剰な皮脂の分泌を抑えるためにしっかりと保湿をし、こまめに汗をふいて臭いを予防しましょう。
特にこれからの季節、臭いをケアするには毎日体や髪を洗い、汗や皮脂を流すことは基本です。
シャンプーやトリートメントはデオドラント効果のあるものを使うのがベスト。
ただ、若い人用や男性用のものは皮脂を落としすぎて乾燥し、逆に脂が過剰に分泌されてしまうことも。
やさしい洗浄力で保湿もできるものを選びましょう。
乾燥しやすいという人は、毎回は石けんやシャンプーを使わず、お湯で流すだけでも十分です。
さらに髪を洗ったあと半乾きの状態でいると髪や地肌に雑菌が繁殖して、臭いの原因に。
ドライヤーなどできちんと乾かすようにしましょう。
他にも気になる臭いとして、緊張すると発生する硫黄のような『ストレス臭』や、
食欲がないときに発生する甘ずっぱい臭いの『ダイエット臭』などがあります。
自分の臭いにはもともと気づきにくく、年齢を重ねるとさらに臭いに鈍感になりがち。
大人の心配りとして、自分の臭いを知っておくことも大切です。
いつも身につけている洋服やバッグは要注意。
一度体から離し、入浴後改めてかいでみてください。
体臭やワキガ臭はコットンで皮脂の出やすい部分をぬぐったり、
脇に挟んだりしてからコットンをポリ袋に入れ、時間をおいたあとかぐと臭いをチェックできます。
本誌では臭いがつきやすいアイテムや、消臭する方法なども解説しています。
この記事が掲載されている雑誌は、こちらからお読みいただけます。







