
この記事が掲載されている雑誌は、こちらからお読みいただけます。

日本は空前の『給料を上げるムード』です。
日本商工会議所によれば、中小企業の6割超が賃上げ実施を予定。
しかし、給料UP分を打ち消すほどの物価高が家計を襲い、生活は苦しいまま。
そこでSPA!では35周年を記念し、年功序列で上がるだけではない『賢者の給料UP技35』を提案。
積極的に給料を上げていきましょう!
8割は交渉経験なし!
日本の会社員は給料を上げるのが苦手すぎ
『もっと給料が欲しい!』とは、誰もが思うこと。
しかし、そのために行動を起こしている人はどれだけいるのでしょうか。
リクルート、アマゾンジャパンなどを経て
2017年からはLINEで採用や人材育成・タレントマネジメントに従事している青田努氏はこう話します。
「日本では終身雇用や年功序列が続いた影響もあり、『給料はもらうもの』『会社の業績が悪かったら昇給なしでも仕方ない』など、給料を上げる意欲の薄い人が多い。
ある調査によれば、海外では7割の従業員が賃上げ交渉をするのに日本は3割だけだそうです。今は日本でも賃上げの機運が高まってきましたが、“外圧”に頼ってばかりではあなたの給料は上がりません」
昇給交渉したことある人の86%が『昇給した』
SPA!では定期昇給以外の理由で『給料が上がった会社員』1000人に調査を実施しました。
彼らが昇給した理由は『等級や役職が上がった』や『新しい手当がついた』などさまざまでしたが
注目すべきは給与交渉経験の有無。
交渉したことのある方は全体の21%でしたが、経験者に限ると86%が『昇給した』と回答しました。
賢い人は我先にと交渉で給料を上げているのです。
とはいえ、給料を上げるためにはそのメカニズムを知らなければいけません。
サラリーマンの給料や昇給はどう決まるのでしょうか。
青田「会社によって制度が異なるので一概には言えないものの、オーソドックスな方法だと、年単位や期単位で人件費や昇給のための原資が決められ従業員の昇給額はその中でやりくりされます。
好業績や採用強化で人件費を増やしている会社なら予算全体が大きくなりますが、そうでなければパイは増えません。その上で、決められた人件費をどう分配するかは経営サイドの意思次第。そのルールとして等級制度や昇給制度があります」
つまり、給料を上げるとは『会社の予算から自分への配分を増やす行為』と言い換えられます。
会社員が給料を上げる方法は3つ
青田「会社員が給料を上げる方法は、大きく3つある。評価を高めて昇給するか、給与交渉をするか、転職するかです。もちろん、成果を出していることが前提ですし、交渉をするなら会社を納得させる材料も必要です。経験値を積んで社内で評価やレベルを上げていき、自分の実力や交渉力を高めていく冒険と言えるでしょう」
適切なレベル上げをすれば、あなたの給料は変わる…!
さあ、給料を上げる冒険の旅にでましょう!
本誌では給料を上げる裏技35が紹介されています!
この記事が掲載されている雑誌は、こちらからお読みいただけます。