この記事が掲載されている雑誌は、こちらからお読みいただけます。
日本は海に囲まれた島国です。
北海道、本州、四国、九州と沖縄本島の他に大小さまざまな離島があり、その数はゆうに1万を超えます。
飛行機で行ける島もあれば、船が数日に1回発着する島や、人が住まない島もあり、
置かれた状況はさまざまです。
月刊ニュースがわかるで特集されている『日本の島』から、個性豊かな日本の島に目を向けてみましょう。
島の数は1万4125
数え直しで倍増
国土地理院は今年2月、日本の島の数を新たに数えた結果、
周囲の長さ100メートル以上の自然にできた島は『1万4125』だと発表しました。
これまでは海上保安庁が1987年に公表した『6852』が知られていました。
倍増したのは、より精密な地図を作製できるようになり、さらに小さな島まで数えられたから。
これまでは海の地図を見て数えていましたが、
今回は、電子国土基本図というデータから対象となる大きさの島を自動で選んだ後に
人が人工か自然かを古い地図と見比べて確かめました。
今回の数え直しによって新たな島が見つかったわけではありません。
一方で、これまでに島が大きくなり、領海とEEZが広がったこともありました。
小笠原諸島の西之島は2013年からの噴火で面積が10倍以上になり、領海とEEZが計約100平方キロ広がりました。
(湖や川にあるものを含まない)
【ポイント】
国連海洋法条約は、自国の沿岸から12カイリまでを領海、24カイリまでを接続水域、
200カイリまでを排他的経済水域(EEZ)と定めています。
領海は沿岸国の主権が及ぶ範囲。
接続水域は沿岸国が通関や密輸などに関する違反を取り締まれます。
EEZ内は沿岸国が水産・鉱物資源の探査や開発を自由に行えます。
大きな地図の水色部分は日本のEEZ。
島が多い都道府県は?
1位 長崎県 1479
2位 北海道 1473
3位 鹿児島県 1256
4位 岩手県 861
5位 沖縄県 691
本誌ではさらに詳しい日本の島が解説されています。
この記事が掲載されている雑誌は、こちらからお読みいただけます。