腸内環境が整えば『美と健康』がまるっと手に入る!腸美人になるためにやるべきこと

  • 更新日
  • 有効期限 2023.08.20

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腸の機能といわれてまず思い浮かぶのは、消化・呼吸・排泄。

でも、それ以外にも腸は、全身の健康や美容に欠かせないさまざまな役割を持っています。

 

工藤内科副院長の工藤あき先生はこう話します。

「腸には食べ物だけでなく、ウイルスや細菌も侵入。それらから身を守るために、腸は強力な免疫機能を備えています。腸内環境を整えれば免疫力が高まり、感染症などにかかりにくくなります

 

腸は脳と密接につながってて、腸の状態が悪ければ脳が不安を感じやすくなり、
うつ病など心の病気を引き起こすリスクもあります。

さらに、腸内細菌は全身を巡り、肌にも影響を与えるとのこと。

肌がきれいな人は“腸美人”ともいえるのです。

 

からだにいいことでは、腸美人になるために大切なことを掲載しています。

 

腸内環境が整えば『美と健康』がまるっと手に入る!

 

 

脳の健康

 

腸には『腸管神経』と呼ばれる神経細胞が数多く存在。

腸管神経は脳とつながり、密接にコミュニケーションを取っています。

そのため、腸は『第2の脳』と言われることも。

 

腸内環境が整えば不安やイライラも解消

 

腸内環境が良いとセロトニンが増え、精神状態が安定。

腸内環境が乱れるとセロトニンが不足して、イライラや不安感の原因に。

うつやパニック障害など心の病気にもつながります。

心の安定のためにも腸活を。

 

“幸せホルモン”の元は腸で作られる

 

リラックスや安心感などをもたらし、“幸せホルモン”と呼ばれる『セロトニン』。

セロトニンの元になる物質の約90%は腸で作られ、脳に届いてセロトニンになります。

「幸せは腸が作る」といっても過言ではありません。

 

美肌

 

善玉菌を増やせば肌荒れ・むくみが改善

 

悪玉菌が増えると、腸内に腐敗物質が多く発生。

それらが腸管から吸収され、血流にのって肌に届くと、乾燥やくすみといった肌トラブルの原因になります。

善玉菌を増やすことで肌細胞に必要な栄養が届き、内側から輝く肌に。

 

免疫力の向上

 

アレルギーなどの“免疫のエラー”に関係

 

腸にガスがたまると腸粘膜が劣化し、未消化の食べ物や有害物質が漏れ出る“腸漏れ”に。

すると免疫システムが誤作動し、アレルギーや自己免疫疾患を発症。

青魚や緑黄色野菜を摂って食品添加物を避ければ、腸管が健康に。

 

腸が行う“特殊訓練”が免疫細胞を強化する

 

小腸の『パイエル板』という組織の内側には、大量の免疫細胞が存在します。

免疫細胞はパイエル板から取り込まれたウイルスや細菌に触れることで、有害な敵について学習。

全身を巡り外敵を攻撃する“戦士”に成長します。

 

生活習慣病の予防

 

肥満や糖尿病になりにくい腸内細菌バランスがある

 

2型糖尿病患者の腸内環境は乱れがちでインスリンが効きにくく、血糖コントロールが正常な人の腸には善玉菌が多いそう。

また、肥満の人とヤセ形の人とでは腸内環境の種類やバランスが異なるという報告も。

 

腸美人になれる『腸にいいこと』早わかりクイズ

 

 

何気ない生活習慣や食べ物・飲み物の選び方で、あなたの“腸力”はさらに上がります!

 

朝の洗顔のやり方は?

 

(A)ぬるま湯で優しく洗う

(B)冷たい水でシャキッと洗う

 

 

正解は(B)で、『寒冷刺激』で腸が動き出します。

朝のトイレタイムで排便するには、冷たい水での洗顔がおすすめ。

冷たさで自律神経が刺激され、腸が動き出します。

冷水を顔につけるのが苦手な人は、手にかけるだけでもOK。

 

床に座るとき、腸にいい姿勢は?

 

(A)体育座り

(B)正座

 

 

正解は(B)の正座。

骨盤が立ち、内臓が正しい位置に収まります。

 

星座をすると自然と骨盤が立って、胃腸が正しい位置に収まり、腸の動きが活発に。

一方の体育座りは骨盤が後傾して猫背になるため、内臓が圧迫されて腸の動きが悪くなります。

 

お酒を飲むなら?

 

(A)ビール

(B)ワイン

 

 

正解は(A)のビール。

ビールは血流促進に、赤ワインは便秘にNG。

 

ワインは体に良いイメージがありますが、赤ワインの『タンニン』や『アントシアニン』は便秘を悪化させます。

一方、ビールの炭酸は胃腸の働きを促進させます。

1日350ml以下なら飲んでOK。

 


 

本誌では、便秘解決につながる体操や、ぽっこりお腹が凹む腸もみなども紹介されています。

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