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気温や湿度が上がり、紫外線の増える時季には、頭皮環境が悪化することを気にして
頭皮のケアを始める人が増えるようです。
そこで婦人画報では、あらためて頭皮マッサージのコツや頭皮ケアの考え方、
そして最新知見に基づいたホームケア製品を紹介しています。
いくらサロンでお手入れしても
日々の生活に問題があると髪の悩みは変わりにくい
ヘアサロン『AMATA』の代表である美香さんは「白髪も薄毛もうねりも基本は同じ」と話します。
「遺伝の影響もありますが、40代以降は頭皮の健康が髪の状態を左右します。頭皮の健康に必要なのはインナーケアとマッサージ、そしてストレスケアです。これらが自身でできていれば、あとはサロンでどうにでもなる。
逆にいうと、いくらサロンでお手入れしても、日々の生活に問題があると髪の悩みは変わりにくいのです」
まず、『インナーケアは頭皮と髪に効く』と断言する美香さん。
「サロンのお客様でも食生活を聞くと、何かしら改善点が見つかります。多いのはタンパク質が足りていない方。年齢とともに食が細くなったり、体形を気にして食事制限をしている方は、特に意識してタンパク質を摂るようにしてください。
豊かな髪のためには海藻を食べるとよいとまことしやかにいわれますが、食べるべきは肉や魚、卵、豆製品です」
もうひとつ大切だというマッサージは次の写真付きで説明します。
忙しければ15秒でもいい!
簡単頭皮マッサージ
髪を洗うとき以外に、自分の頭皮に触れているという方はどれだけいるのでしょうか?
美香さんによると、サロンのお客様は皆、頭皮がとても硬いといいます。
さらにはむくんでいる人も非常に多いとのこと。
「頭皮がむくむと毛穴は歪み、毛髪がうねります」
まずは洗髪時以外で頭皮を動かす習慣を身につけましょう!
(1)頭頂部を揺らす
まずは両手の指の腹を使って頭頂部の頭皮を前後に揺らしましょう。
かつては頭皮マッサージというと、こすったり指先ではじいたりという方法もありましたが
いまは揺らすのが主流。
指の腹を頭頂部に密着させて前後に揺らしていると、頭皮が温かくなってきます。
(2)耳の周辺を動かす
耳を覆うように側頭部に5本の指を当てます。
親指はちょうど耳の後ろにあるくぼみに当て、そこから手をお椀方にしたときに当たる場所へ4本の指を置いてください。
左右それぞれの指の腹を頭皮に密着させたまま後頭部に向けて押すように動かします。
目の疲れにもおすすめです。
(3)側頭部を回す
側頭部は手のひら全体の圧を使って、円を描くようにゆっくりと揺らします。
この側頭筋は頭につながる重要な筋肉で、凝り固まっていると顔のたるみの原因に。
もしどれかひとつであれば、最低限この側頭部を回すマッサージだけでも新習慣として取り入れてください。
本誌ではさらに詳細な頭皮と毛髪の仕組みやマッサージのコツも紹介しています。
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