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長年つくってきただけに、なんとなく手を動かして仕上げている、おなじみの一品。
固くなった頭をほぐし、少し手順を変えたなら、“いつもの味”が新たに生まれ変わります。
天然生活にて掲載されている、料理研究家・瀬尾幸子さんの『甘くない生姜焼き』レシピを紹介します!
日々、料理を続けるために
手間ひまかけずにコツを知る
登場回数の多い定番料理は、これまでの“なんとなく”の手順や材料を見直すと、新たなおいしさに出合えます。
たとえば、落としぶたを使って弱火で煮込むと思い込んでいた肉じゃがは、強火で一気に。
甘辛味が当たり前だと思っていた豚のしょうが焼きは、あえて甘味を入れずにつくります。
「ちなみに甘辛味は、しょうゆと砂糖、さらに酒とみりんまで加える人も多いですが、みりんは“甘味のある酒”なんです。砂糖、酒を入れているなら、みりんを入れる必要はほとんどありません」
定番料理に新たな味わいを与える第一のコツは、“調味料の種類と量を減らすこと”と、瀬尾さん。
「実は、今回の肉じゃがと煮魚は、しょうゆと砂糖の割合が2:1で、味つけ自体は同じ。でも、味わいはしっかり別ものです。それは、素材の味が前に出ているから。
たとえ同じ調味料の組み合わせでも、量や火入れを加減し、素材を生かす仕上がりを意識すれば、味わいは素材ごとに変えられるんです」
そして大切なのは、手慣れた料理こそ、自己流ではなく、まずは教わった通りにつくってみること。
「今回のレシピは、むだなものを一切省いただけに、どの工程も不可欠。それぞれの作業に意味があるので、ぜひこの通りにつくってみてくださいね」
甘くない豚のしょうが焼き
【材料】
豚ロース肉、薄力粉、しょうが
〈たれ〉酒、しょうゆ、植物油
〈その他〉キャベツ、スナップえんどう、マヨネーズ、こしょう
詳しい分量はこちらからご覧いただけます。
【作り方】
(1)豚肉は、包丁の先で赤みと脂肪の間の筋を切ります。
肉たたき、もしくはうろこ取りで、ふたまわり程度大きくなるまでよくたたき、
両面に薄力粉をはたきます。
(2)フライパンを強火で十分に熱します。
植物油をひいて1を並べ入れます。
肉の表面に肉汁がにじんできたら裏返し、全体にかかるようにしょうがをすりおろして入れます。
(3)肉の両面が焼けたら、たれの材料を混ぜ合わせて入れます。
よく煮立てながら全体にからめます。
(4)器にキャベツを盛り、全体にマヨネーズを細くしぼります。
3とスナップえんどうを盛り、フライパンに残った焼き汁をかけます。
好みでこしょうを振ってできあがり。
・ポイント

豚肉の表面に、うっすらと汗をかいたように肉汁が出てきたら、裏返すタイミングです。
本誌では他にも『新しい定番家庭料理とコツ』を活かしたレシピが紹介されています。
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