《林真理子が相談に答える》本当の『いいね』は、自分自身の仕事の評価や行動で得るもの

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成熟世代の私たち。

顔かたちが違うように、歳の重ね方も人それぞれ。

けれど誰もが望んでいるのは、いつも健やかに、笑顔で過ごすこと。

それを叶えるためには、ちょっとした気づきや考え方の“スイッチ”を切り替えることが必要です。

 

クロワッサンでは、これまでさまざまな悩みに答えてきた
作家の林真理子さんに、幸せを掴むためのヒントを教えてもらいました。

 

ストレス過多な社会について

 

相談者「気づくとインスタグラムやTwitterばかりを眺め、知らなくていいことを知って振り回されている自分がいます。情報は必要だけど、それに振り回され、感情が揺れてしまう自分が嫌です」

 

本当の『いいね』は、自分自身の仕事の評価や行動で得るもの

 

・林真理子さんの回答

「一日のうち、少ない時間でもいいから、意識してスマートフォンの音を消し、画面をふせる時間を作ってみてはいかがでしょう。他人のSNSを見ていても仕方ありません。

世の中にはインスタに『いいね』をつけてもらうためだけに生きているような人もいますから。本当の『いいね』は、自分自身の仕事の評価や行動で得るものです。私の場合は書いた小説やエッセイに他人様から『いいね』をもらえるから、こころが満足感を得ているのでしょうか。

やはり誰もが褒められたい、羨ましがられたいものです。でもスマホの中での賞賛なんて自己満足でしかありません。もっと現実の世界で褒められることを見つけましょう。

ちなみに私は他人のSNSは一切見ていません」

 

家族、知人友人、人間関係の憂鬱

 

 

相談者「コロナ禍に家にひとりでいることに慣れ、同時に会社で人と一緒に仕事をすることから離れ、人との付き合い方や距離感がわからなくなって……人から言われることにいちいち落ち込むことも」

 

人間関係もひとつの鍛錬の場

 

・林真理子さんの回答

「わかります。私もとくにコピーライター時代は、人間関係で大いに悩みました。

短い会社員時代には、職場で好かれていなかったし、露骨に仲間はずれにされたこともあります。その時は、すごく傷つきながらも『仲間はずれにされても、私にはほかの友だちがいるから』『あなたたちがやっていることで私は傷ついていないのよ』という態度で乗り切っていました。

学生時代なら嫌いな人がいても遠ざかればいいけれど、仕事の場では人の好き嫌いだけでやっていけない部分があるし、人間関係もひとつの鍛錬の場なんです。

人との付き合い方で、学ぶことは本当にたくさんあるんですよ。嫌いな人とも付き合う。理不尽なことも飲み込む。そうするうちに自分が傷つかない方法を学び、嫌な人とも付き合う術も、理不尽な言葉を回避する方法も身につけられるのです。

私もたくさん傷ついて学び、少しずつ心が強くなったし、いろいろ気遣える人にもなりました。そうして今では『林さんとご飯に行きたい』と、多くの方々に誘われる人間になりました」

 


 

本誌では他にも、子育て、夫との関係、将来への漠然とした不安、仕事やキャリアの悩みなどに答えています。

 

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