【鉱物って何?】地球の昔のことがわかる…鉱物から世界を、歴史を知る!

  • 更新日
  • 有効期限 2023.09.17

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鉱物といえば、何を思い出しますか?ダイヤモンドなどのきれいな宝石?

ゲーム『マインクラフト』を楽しんでいるなら、モノをつくる素材として手に入れたこともあるかもしれません。

きれいな鉱物やちょっと変な形の鉱物を見るだけでも楽しく、
身近なものの中にある鉱物を探したり、石ころに潜む鉱物を観察したりしてみるともっと楽しいはず。

 

今号の子供の科学では、国立科学博物館・地学研究部の門馬綱一先生が鉱物の超入門について解説しています!

 

鉱物ってなに?

 

 

鉱物は、何でできているのでしょうか。

 

門馬先生「鉱物は原子でできています。

もう少し詳しくいうと、原子がぎゅっと密着して、互いに動けないくらいにしっかりと結合した状態のものが『固体』であり、鉱物はそのような固体でできています。

鉱物の学術的な定義は、『地質作用によってできた天然の固体』です。つまり、次の条件に当てはまるものが鉱物ということです」

 

  • 気体や液体ではなく、固体であること
  • 天然の地質作用によってできたもの

 

「例えば、液体の石油や、人工的につくられた合成ダイヤモンドは、鉱物には当てはまりません。

『地質作用』とは、例を挙げると生物の骨が化石になることです。

化石になっていない普通の動物の骨や歯は、天然にできた固体であるにもかかわらず、鉱物ではありません。

しかし、化石になった骨や歯は鉱物です。

これは、鉱物学では『鉱物を調べることで地球の昔のことがわかる』ことが重要だと考えているからです」

 

鉱物と岩石はどう違うの?

 

鉱物と岩石は、どう違うのでしょうか?

 

「地球を構成している固体の物質に目を向けたときに、
最も基本的な単位が鉱物で、鉱物が集まってできた固まりが岩石です。

同じ岩石は、同じ鉱物の組み合わせでできています。

 

代表的な岩石に、花崗岩があります(石材名は御影石)。花崗岩は、主に石英、長石、雲母という鉱物の組み合わせでできています。

岩石の中には、1種類の鉱物でできているものもあります。代表例は、石灰岩(石材名は石灰石)。石灰岩は方解石の粒が集まってできた岩石です。

同じ鉱物の組み合わせでも、それぞれの割合やでき方が違うと別の岩石名になります」

 

宝石として有名な鉱物

 

 

・ダイヤモンド

 

最も硬い鉱物。

主に地中150km以上の高温、高圧の場所でできます。

天然に産出するダイヤモンドは四角っぽいような形が多く、
おなじみの円形の宝石の形は人工的にカットしてものだそうです。

 

・緑柱石(エメラルド/アクアマリン)

 

緑色の緑柱石のうち、クロムまたはバナジウムを含み鮮やかな緑色のものをエメラルドと呼んでいます。

微量の鉄を含み、淡い青~青緑色のものがアクアマリン

 

生活に役立つ鉱物(身近な鉱物)

 

 

・滑石(タルク)

 

粘土鉱物の一種。

砕いた粉が化粧品や画材などに利用されています。

軟らかい鉱物。

 

・石英

 

ガラスの主な原料となります。

他にも石英の使われ方はたくさんあり、鉱物のままで宝飾品として使ったり、
高温で溶かして加工して、半導体などにも利用されています。

 

 

・赤鉄鉱

 

鉄鉱石として鉄の材料となります。

粉末にしたときの色は赤くなります。

 


 

珍しい形のものや綺麗な色をしたものなど、いろいろな鉱物があって面白いですね!

本誌では、他にも鉱物をわかりやすく解説しています。

漢字にはふりがなもふってあり、親子でお読みいただけます。

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