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言葉は自分を励ましてくれる
言葉は人間を育ててくれる
言葉は現実化する…!
今号のPRESIDENTでは『人生後半を変えるノート』という特集にて
WBC日本代表監督を務めた栗山英樹監督が『人を育てる言葉』について語っています。
人が変わるきっかけは『言葉』にある
私が監督を務めたWBC日本代表チーム(侍ジャパン)や北海道日本ハムファイターズでは、
多くの選手が活躍してくれました。
その中で、記者からは「栗山さんは選手をどのように指導して育てたのですか」とよく質問されました。
しかし、実は私自身とくに何も指導していません。
選手が成長するには、選手自身が何かを摑み取る以外に道はありませんから。
私は、選手が成長のきっかけを摑み取るための、材料を渡すお手伝いをしたにすぎません。
そして、その材料こそが『言葉』です。
たとえば、選手に厳しい言葉を投げかけて奮起を促すこともあります。
今回のWBCでも、調子の上がらなかったムネ(村上宗隆選手)に火をつけようと、
準々決勝のイタリア戦の前に「打順を下げるよ」と電話で直接伝えました。
ムネは「わかりました。監督、勝ちましょう!」と元気に答えていましたが、
内心では「栗山、この野郎」と反発していたかもしれません。
そう思ってくれたなら狙い通りですが、どちらにしても監督の私にできるのはそこまでです。
結果的にムネは、準決勝のメキシコ戦で不振を払拭する逆転サヨナラタイムリーを放ち、
一躍ヒーローになりました。
私の言葉が多少なりともムネにとってプラスに働いていたら嬉しいですが、
彼が長い不調のトンネルを抜け出したのは、彼自身の努力の賜物でしょう。
相手から嫌われようが『愛情』をぶつけ続ける
指導者は、厳しい言葉をかけた結果、嫌われてもいいのです。
私も人間なので、人に嫌われたくないという気持ちはもちろんあります。
ただ、その気持ちに判断が左右されるようでは、指導者失格です。
大切なのは、選手が活躍してチームが勝つこと。
「小善は大悪に似たり。大善は非情に似たり」という言葉にあるように、
自分がよく思われたいがために発した優しい言葉は、かえって相手をダメにしてしまいます。
選手やチームのことを考えるなら、指導者は人に嫌われたくないという
自分の心の弱さを乗り越えなければいけないと思っています。
かといって、とうにかく相手にガツンと言えばいいと考えるのも間違いです。
最近は厳しいことを言っても、反発しない子が少なくありません。
言葉が相手に響かず、余計に落ち込ませてしまうケースもあります。
栗山英樹さんのインタビューの続きは本誌にてお読みいただけます。
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