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なにげなく、飲んでいる水。
その水は、生命を維持するために1日最低2Lが必要とされ、
食事などでとる水分も含め、3日間以上水を飲まないと生命の危機にさらされると言われています。
静かにしている場合で、水を飲まずに激しく動き回れば、
早い時期に『脱水症状』(めまいや吐き気、さらに進むと意識障害)を起こし、
生命の危機はさらに高まります。
大地震の後の避難所で、トイレをガマンするために水を飲まずにいて、
脱水症状を起こしてしまった例もあります。
遭難や大災害にあって、どうにか命を守ることができても、飲み水が確保できなければ生き残ることはできないのです。
子供の科学では、重要な飲み水を、
自宅や野外でどのようにしたら確保できるか、つくることができるかを紹介しています。
自宅で飲み水をつくる方法
お風呂の水と雨水からつくる
お風呂は、浴槽に100~200リットルの大量の水がキープできます。
もし、100リットルすべてが飲料水になった場合、
3人家族なら1人1日3リットルとして約11日分になります。
また、日本は3日に1日は雨が降る国。
この雨水も利用すれば、さらに大量の水を確保することができます。
その水を飲み水にするには、『ろ過』と『煮沸殺菌』が必要です。
飲み水にするろ過と煮沸殺菌
お風呂の水や雨水は、そのまま飲むことはできません。
目に見えなくても、汚れや髪の毛などが入っているからです。
それらを取り除くためには『ろ過』と『ろ過』した水の雑菌を取り除くための『煮沸殺菌』を必ず行う必要があります。
2リットルのペットボトルと100円ショップで購入できるもので『ろ過器』をつくって、
『煮沸殺菌』をしてみましょう。
《ろ過器に必要なもの》
2リットルのペットボトル、水切りフィルター、活性炭、麦飯石、ろ過ウール、水切りフィルター
《煮沸殺菌に必要なもの》
鍋かやかん、カセットコンロ
野外で飲み水をつくる方法
海水から飲み水をつくる
大きな鍋に海水を入れ、浮かないように石を入れたコップを中央に置きます。
大鍋のフチに、濡らしたタオルや布を湯気漏れ防止として巻き、
大鍋の上にそこが丸くなった中華鍋やボウルを置き、海水を入れたら蒸留装置の完成。
これをたき火やコンロの上に載せると、大鍋の海水から立ち上る水蒸気が、
上に載せた鍋のそこで冷やされ水滴になり、コップにおちるというしかけです。
この原理がわかれば、大鍋や中華鍋がなくてもさまざまなものを代用してできます。
川や湖の水から飲み水をつくる
川の上流域の透明度の高い水は、携帯型の浄水器に通し、煮沸殺菌して飲むことができます。
しかし、中流域までの澄んだ水や澄んだ湖の水は、ヤカンなどを使って蒸留するか、
海水と同じように蒸留してから飲むこと。
また湧水も、水質調査がされているもの以外は、蒸留してから飲むこと。
本誌では、朝露から集めて作る飲み水、植物の葉から集める飲み水、
太陽熱蒸留装置で大地から集める飲み水が紹介されています。
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