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独自の発想と想いをカタチにする行動力で、
ファンのみならず彼を知る誰からも『一目置かれる存在』の西野亮廣さん。
地元・兵庫県川西市に『えんとつ町のプペル』の世界観を体現する自邸を建てました。
常に一歩も二歩も先を行く彼のことだから、きっと他では見られないもののはずだと
引き渡し当日にGOETHEの編集部も同行しました。
今回は西野亮廣さんの自邸へのこだわりをピックアップします。
3階まで吹き抜けになった空間の壁は
すべて書棚
落ち着いた色目で周囲になじみながらも円形や八角形の建物を組み合わせた個性的な住宅。
ロケットの搭乗口のような階段の先には玄関。
この階段を上る時点で、どんな家なんだろうと胸が膨らみます。
「建設途中には何度か訪れたが、完成後は今日が初めて」という西野さんも
満面な笑みで階段を上っていきます。
「楽しいー!」
2階部分についた玄関から1階への階段を降りた途端に、西野さんが声をあげました。
3階まで吹き抜けになった空間の壁はすべて書棚。
西野さんだけでなく、この光景を目の当たりにすれば、誰もが「楽しいー!」と叫んでしまうでしょう。
地元の人と同じ気持ちになることが
街の未来につながると思った
そもそも、西野さんはなぜ、今この時期に地元の川西市に自宅を建てたのでしょうか。
「地元だから、元気な街でいてほしいという想いはあったんです。
で、最初はここにプペル美術館を建てようと構想しました。ところが土地を買って、地元の人たちと話をすると、必ずしも他府県から人がたくさん来ることが、街を元気にすることにはならないのではと思うようになったんです」
急に賑やかになることで、事故や騒音などのリスクもある。
それは自分が望んでいる街の創生ではないと思ったといいます。
そこで考えたのが、まずは自分が住んでみることでした。
「実際に自分が暮らして、地元の人と同じ気持ちになることが街の未来につながると思ったんです。自分が住むことで本気度をこの街の人にも伝えたかった」
ただし、家といっても単に暮らしくつろぐ家ではありません。
西野さんにとって、家は仕事場です。
仕事をしながらも、見て楽しく、居て心が弾む家にしたかった。
さっそく、家全体の構想を、
西野さんの舞台やイベントなどの空間演出も手がける建築家の只石快歩さんに伝えました。
言葉で足りない部分は、自分のイメージに近い写真を送り、打ち合わせはもっぱらリモートで。
只石「根底にあるのはプロの遊び心です。地元の職人さん方の技を活かしきったからこそできた作品です」
できあがった家は、理想をすべてかなえるものになっていました。
3階までの壁一面の書棚は、遠近感を出すために上に行くほど幅が狭くなり、
それに合わせてかかる梯子も、飾る本のサイズそのものも小さくなる。
いたるところに鏡をはめ込み、空間の奥行きや未知感を演出します。
西野「高いところに書棚があれば、自然と見上げるでしょ。うつむいていると人は笑顔にならないけど、上を向くと口角も上がって笑顔になるから」
円形の床やR状になった吹き抜けの壁面も住宅ではまず見かけないもの。
けれど、実はそれこそが“広さ”の秘密だといいます。
「おそらくほとんどの方は、使える敷地いっぱいに家を建てるし、部屋をつくるでしょ。だからどうしても部屋は四角くなる。でも、考えてみてください。四角い部屋の四隅に立つことってありますか?実はそこは不要な場所なんじゃないかと。四角い部屋と丸い部屋、どっちが広く感じられるんでしょうね」
本誌ではさらに詳しく西野さんの自邸を見られる他、
特集の『浪漫のある家』をご覧いただけます。
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