
この記事が掲載されている雑誌は、こちらからお読みいただけます。
記事の有効期限以降は本誌は非公開となります。ご了承ください。

寒空の下、長崎で観光や街歩きを楽しんだ後に味わいたいのがおでん。
歴史に磨かれた個性豊かな老舗が、気さくな笑顔で迎えてくれます。
この土地ならではのおでん種や深く優しい出汁を堪能しながら、地酒もスイスイ。
Discover Japanでは、胃袋もハートも、ほっこり温めてくれる
長崎を代表するおでんの名店を紹介しています。
昭和6年創業の老舗のおでんで和む
午後6時、思案橋横丁沿いの大きな赤ちょうちんが優しく灯ります。
『桃若』創業は1931(昭和6)年。
実に90余年にわたり、長崎の夜に寄り添ってきた一軒です。
老舗へのはじめての訪問でも臆することはありません。
縄暖簾をくぐれば気さくなもてなしが待っています。
現在、店を守るのは3代目女将と4代目ご主人。
「どうぞ、うちの特等席ですけん」と、おでん鍋の正面を勧めてくれました。
こっくりとした黄金色に輝くおでん出汁は、鶏ガラベース。
そこにさまざまな具材の旨みが溶け込んだ奥深い風味を、継ぎ足しながら守り続けています。
店の宝である出汁が一度失われる悲劇があったそう。
40年前の長崎大水害です。
「このへん(天井近く)まで水が来て、出汁も駄目になって。それ以来、ずっと大事に継ぎ足してます」とご主人。
店の歴史を凝縮したような出汁の底力はすごい。
ふくよかな出汁をまとい、プレーンな木綿豆腐もおでんという料理に昇華しています。
目の前の鍋から立ち上る湯気が、気持ちもじんわり温めます。
鍋全体が湯煎で保温されているといいます。
なので、出汁は煮立つことなく濁りません。
見えない部分にも専門店の矜持が込められています。
おでんに火が入りすぎて崩れたり、旨みが抜けたりしないよう、
こまめに位置を変え、かいがいしく鍋の世話をする二人。
状態を見極めて「ハイ、これなんか食べ頃ですよ」と声を掛けてくれるのがまた嬉しいところ。
観光客には「どこから来られたの?」とさりげなくたずね、
「一杯だけ!」と閉店間際に滑り込んだ常連客は「ドンペリ開けよか」と冗談混じりに迎えます。
この絶妙な距離感も、長年愛されるゆえんなのでしょう。
出汁が最高の酒肴となって、杯がいくらでも進みます。
次は辛口の燗酒を合わせようか、それともまろやかな地酒か、焼酎か。
夜な夜な通う長崎っ子が、あまりにも羨ましくなる名店です。
『桃若』の人気おでん種類TOP10
- 大根
- ふくろ
- ちくわ
- わしかん
- はんぺん
- とうふ
- りゅうがん
- ロールきゃべつ
- ねぎま
- いか天
定番の大根やちくわ、はんぺん以外にも、一二を争うという木綿豆腐の『とうふ』、
龍の目に見立てた卵のすり身包みの『りゅうがん』、カジキマグロをつかった『ねぎま』など
ついつい注文したくなるものばかり。
長崎のおでんは、からしとともにユズコショウが欠かせないとのこと。
「他県のおでん店でもユズコショウが恋しくなりますね」とご主人。
ぜひ長崎で、ユズコショウとともにおでんを楽しみたいですね。
本誌では、『若桃』のさらに詳細な情報や、他にもおすすめの長崎のおでん店が紹介されています。
I LOVE MAGAZINES!キャンペーン2023

対象の雑誌が月額払い・年間購読が最大50%割引されたり、
定期購読で1,000円割引が適用されるギフト券コードを掲載中!
割引やプレゼント付きなど、700誌以上の雑誌が全てお得に購読できる大チャンスです♪
毎回ご自宅へお届けしますので外出の必要はございません。
上のキャンペーン画像をタップして詳細をご覧ください!
この記事が掲載されている雑誌は、こちらからお読みいただけます。
記事の有効期限以降は本誌は非公開となります。ご了承ください。








