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時を重ねるごとにより多くの仲間を巻き込み、突き進み続けている『King Gnu』。
約4年ぶりの新作アルバム『THE GREATEST UNKNOWN』は21曲入りの大作に仕上がりました。
これまでに発表してきたヒットソングを網羅しつつ、
重厚なストーリー性も感じるコンセプチュアルな作品です。
GINZAでは、King Gnuのメンバーにこれまでの活動の振り返りや、
音楽、バンドへの向き合い方、そして新しいアルバムへの思いなどをインタビュー。
今回は常田大希さんのインタビューをピックアップします。
日が当たってないところに光を当てる

〈サンローラン〉のアンバサダーも務めるなど、活動の幅もより広がっています。
バンドの司令塔たる常田大希さんはどんなヴィジョンを持っているのでしょうか。
新作は聴くたびに発見があるようなアルバムだと思いました。
アルバムを作り始めた時期やきっかけはどんな感じだったのですか?
「曲自体はあったんですけど、アルバムの形を作り出したのは2023年4月くらいですね」
その時からすでに今のような完成系を思い描いていましたか?
「いや、最初は過去曲は全部は入れないものを想像してたんです。ただ、作っていくうちに、やっぱり各曲に思い入れがあるし、King Gnuは曲の幅が広いからお客さんそれぞれに好きな曲があると思うので、それをないがしろにするのも違うかなと思って。全部入れる形で考えようと思ったのが6月くらいですね」
その間にはスタジオツアーもあったわけですが
数万人がKing Gnuの曲で熱狂して歌っている風景からの影響もありましたか?
「ありましたね。去年に作った曲はライヴを想定したものが意図せず多くなってしまったので。音源として聴く以上に、良くも悪くもライヴ重視になってしまった。実際にそういう曲たちがライヴ会場に響いている時に、あるべき場所に帰ってきた感覚があったというか。
『STARDOM』とか『雨燦々』とかはまさにそうですね。テレビで演奏していてもイマイチしっくりこない感触があったので、外そうと思っていた。ライヴがなかったら入れていなかったかもしれない」
『THE GREATEST UNKNOWN』というタイトルはどういう由来なのでしょうか?
「これが出てきたのは『CEREMONY』を出した直後くらいで。もともと、海外の何かの記事で俺が紹介されているのを見たんですけど、そのタイトルに“Great Unknown”ってつけられていたところからとったんです。ちょっと変えたんですけど、素敵な語呂だなと思って」
その頃からすでに次のアルバムへのヴィジョンがあったんですか?
「それは具体的なものというより、意識的なものが強いですね。ステージ上でスポットライトを浴びてセレモニーをやっているという視点じゃない視点に切り替えなきゃいけないっていうところでつけたタイトルだったんです」
スポットライトを浴びるというより、あらためて無名な存在を浴びるというより
あらためて無名な存在としての視点になるという。
「そうです。『CEREMONY』のジャケットで言うなら、壇上で歌ってる視点じゃなく、下から見てる視点というか」
そういう意識はどういうところから生まれたんでしょうか。
「基本的に、スポットライトを浴びてる人たちに向けて音楽を作っている意識はないので。むしろ日が当たってないところに光を当てるという意識はありますね。
音楽を聴くというのは個人的な行為なので。それぞれいろんなものを抱えていると思うし。一人で聴いて、人生がちょっとでもポジティブになってほしいという思いはずっとある。そういうところにちょっと寄り添えたらな、みたいな思いというか」
『THE GREATEST UNKNOWN』という言葉は
今の自分たちを表す言葉としてもしっくりくる感覚はありますか。
「そうですね。それこそ最近は海外のアーティストたちとの制作も増えてきたんですけれど、そっちに行っちゃえばまだ自分たちは何も知られてないので」
本誌では常田さんのインタビューの続き、他メンバーのインタビューもお読みいただけます。
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