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世界には、長寿者がたくさん住む街や地域があります。
Veggyでは、数多ある世界の街や地域の中で、
古くから長寿の里として知られている4つをピックアップしています。
長寿者には呼び方がある?
100年を英語で『センチュリー(Century)』というように、
100歳以上の年齢に達した人々は『センテナリアン(Centenarian)』、
さらに110億以上の人は『スーパーセンテナリアン』と呼ばれます。
日本では『百寿者』という呼び方も。
中国の伝説の長寿者
紀元前4世紀から紀元前2世紀にかけて成立したとされる中国最古の地理書『山海経』の中には、
実際に存在した人物としては確認されていないものの、
中国五帝の一人で神話や歴史の中で重要な役割を果たす『黄帝(こうてい)』が
百数十歳まで生きたという記述があります。
さらに崑崙山に暮らす人々は1000歳以上まで生きられたというなんとも神話的な記述も!
世界で1番長く生きた人は誰?
記録が残っている中で、歴史上最も長生きしたとされているのは
フランスの女性Jeanne Calment(ジャンヌ・カルマン)さんでした。
1875年2月21日に生まれた彼女は、
1997年8月4日までの122年と164日という歳月を生きたとされています。
男性の長寿世界一記録は1897年から2013年までの116年間を生きた日本人の木村次郎右右衛門さん。
長寿の街
中国/桂林周辺地域
ベトナムと中国の国境付近に一し、
カルスト地形の山々とその間を流れる漓江が織りなす
美しい風景が広がる広西チワン族自治区の桂林周辺地域は、
“不老長寿の神果”と呼ばれる『羅漢果』の産地。
抗酸化作用が高くビタミンやミネラルも豊富に含む羅漢果は
古くから薬としても重宝され、特に喉や肺を癒す効果があるとされます。
この地域には少数民族も暮らしており、
中でも古来より羅漢果を保護し生活に取り入れていた巴馬瑠族には
百歳を超えるセンテナリアンが多数いたと伝えられています。
長寿の街
パキスタン/フンザ
パキスタン北部のカラコルム山脈に位置するフンザは、
“最後の秘境”と呼ばれ古くから世界を代表する長寿地域の一つに数えられてきました。
昔からフンザの人々は肉をほとんど食べずアンズをはじめとするフルーツや
野菜、小麦、乳製品を使った素朴な食生活を送ってきたといいます。
標高約2500メートルに位置するフンザでは人々は日常的に農作業や山登りなどで体を動かし、
山々に囲まれた新鮮な空気を吸い、
氷河が溶けたミネラルたっぷりの水を飲んでいたことも長寿に寄与していたと考えられています。
本誌では、他にも長寿の方が多数住む街が紹介されています。
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