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世界的な人気俳優、映画プロデューサー、南フランスのワイナリーのオーナー……。
多彩な顔を持つブラッド・ピットが、
ブドウ成分配合のユニセックス&グリーンなコスメ、ル・ドメーヌを立ち上げました。
フィガロジャポンでは、南フランスのミラヴァルの彼の自宅でスペシャルインタビュー。
自分らしい生き方、輝き方
いつもならば高級ホテルの空調の効いたスイートルームで分刻みの取材になるのですが、
今回はまったく趣の違うスペシャルな取材。
規格化されたエンターテインメント業界でこんな取材の機会にはそうそう巡りあえません!
もっともブラッド・ピットの聖域、ヴァール県コランにあるミラヴァルのワイナリーに入るまでには、
セキュリティゲートを通り、パスポートを提示して、
『家の写真は一切撮影不可』という守秘義務契約にサインしなければならないですが……。
17世紀に建てられたミラヴァルの城は鳩舎、礼拝堂、付属建築物、庭園、池があり、
まるで小さな村のよう。
芝生には彫刻が飾られていて、彫刻を趣味とするブラッド・ピット本人の作品かもしれません。
子ども用サッカー場もあります。
オリーブの林とブドウ畑に囲まれた600ヘクタールの広大な土地です。
ブランジェリーナ、その軌跡
いくつもの光景が脳裏をよぎります。
世界一華麗な元夫婦ブランジェリーナは2014年にここで結婚式を挙げました。
11年に3500万ユーロで購入しましたが、その前の3年間借りていました。
ミラヴァルはふたりの大切な隠れ家であり、
家族が増えた一家が過ごす別荘であり、6人の子どもたちが育った場所でもありました。
ここはワイナリーにもなりました。
有機農法のひとつ、ビオディトナーシップのおかげでミラヴァルのワインは
権威あるワイン専門誌『ワインスペクテーター』で
何度も世界最高のロゼに選ばれ、いまや世界中に輸出されています。
泥沼化した
アンジェリーナ・ジョリーとブラッド・ピット
一方でアンジェリーナ・ジョリーとブラッド・ピットは12年間連れ添った後、
16年の離婚申請を皮切りに泥沼の争いに突入しました。
未成年の子どもの親権と、ミラヴァルの所有権を巡って。
ブランジェリーナ劇場の最新エピソードは、アンジェリーナ・ジョリーがワイナリーの所有株式(50%)を、
ロシアのオリガルヒ(新興財団)が支配するウォッカ製造販売グループ『ストゥーリ』に売却したことです。
ブラッド・ピットは売却に反対し、法的対抗措置を取りました。
するとアンジーは報復措置として元夫からDV被害を受けたと提訴。
16年にプライベートジェット内での喧騒が離婚原因となったのですが、
この喧嘩の際に子ども2人にブラッド・ピットが暴力を振るったことを蒸し返したのです。
当時、児童保護サービスの調査により、ブラッド・ピットの容疑は晴れていたにもかかわらず。
争いは激化し、互いがダメージを受けました。
ブラッド・ピットが願っていること、それはミラヴァルの地所をそっくりそのまま保全し、維持することです。
そんな中、地所の取材に特別に免れたことはなかなか意味深のように思えました。
この日の取材で唯一、禁じられた話題は元夫婦の争いでしたが……。
さて、地所の高台にある建物に通され、ようやくブラッド・ピットが登場。
日焼けした肌にサングラスをかけ、無造作に手で髪をかき上げる。
ライラック色の上質なリネンスーツをスカイブルーのTシャツに合わせ、足元はスニーカー。
「ミラヴァルへようこそ。ここまでわざわざ来てくれるなんて、クールだ」と、
これまで数々の映画で聞いてきたあの低い声で話しかけてくる。
親しげに愛想良く話、時には気取った表情もみせるこのクールなアイコンに思わず胸がときめきます。
彼はヴィネツィア国際映画祭から戻ってきたばかりです。
映画祭では自分がプロデュースした作品『ブロンド』を披露した後、
1月にフランスで公開されるデイミアン・チャゼル監督作品『バビロン』のプロモーションを精力的に行いました。
世間の喧騒から離れてブドウ畑に囲まれ、寛いだ表情をして、「完全な自由」を味わっています。
この取材時58歳のピットは、スーパーセクシーな「オールアメリカンボーイ」視されがちですが、
外見ではなく実力はとして評価されるために努力を重ねて来ました。
ミズーリ出身の俳優はイメージを打破するような難しい映画をプロデュースし、フランスに移住しました。
この日、ブラッド・ピットは、新しく立ち上げるコスメティックブランド『ル・ドメーヌ』の話をしました。
ブランドのネーミングは「テロワール」や「伝統」をイメージさせます。
「このプロジェクトの哲学を理解してもらうために、自分にとって特別な場所であるこのミラヴァルを直接見てほしいと思った。自然が近くにあり、クリエイティブになれる。今回のフェイシャルケア製品もここのストーリーの一部だ。のちほど敷地内をひと回りしてみてほしい」
本誌ではブラッド・ピットのインタビュー記事の続きをお読みいただけます。
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