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今号のランドネは、『山歩きとギョウザ』を特集!
表紙を飾った、モデルの新野尾七奈さんが大好きだという
『ギョウザとビール』を目的に、おいしいものと山歩きをともに楽しみ、味わい尽くす旅へ。
また、ギョウザ好きの餃子超人ことオガサワラガクさんが教える、
山のふもとのおいしいお店も紹介しています。
今回はオガサワラガクさんが教える山のふもとのおいしいお店をピックアップします!
下山後に体がほしがる栄養が詰まっている
「ギョウザはコレひとつに野菜、肉を炭水化物(小麦)が入った、栄養バランスが完璧なスープなんです」
そう語るのは、餃子超人・オガサワラガクさん。
ギョウザが好きすぎて、一日3食ギョウザを食べているほか、
ギョウザ店で修行したり、おいしい焼き方を研究したり。
その愛はギョウザに合うクラフトビールも作ってしまうほどです。
さらにSNSのほか、餃子情報サイトも運営、ギョウザのすばらしさを発信しつづけています。
ギョウザを選ぶポイントは、皮を手作りしていて、手で包んでいるところのもの。
そして、焼き目が均等にキツネ色になっていて、美しいことだそう。
そして、超人流はまずはタレをつけずに手で食べ、具の旨みや皮の香りを堪能してから、
お店がオススメする食べ方を試します。
「栄養バランスがいいので、朝から食べる“おはぎょうざ”も推奨していますが、体を動かしたあとは、とくにおいしく感じますよね」
全国にあるおいしいギョウザ店の中から、下山後に行くべき店を、厳選しています。
山梨県/要害山『味の店 成華』
下山後の体がほっとする
お肉たっぷりのボリューミーギョウザ
アパートの一角に店を構える『成華』は今年で創業52年。
のれんをくぐるとお父さんが笑顔で迎えてくれ、壁に貼られたお孫さんの写真や戸棚に貼られたシールが、
どこか実家に帰ってきたような安心感を与えてくれます。
お父さんにギョウザのこだわりと聞くと、お肉多めで餡をパンパンに詰めることだそう。
たしかに普通のギョウザよりもボリュームがあり、食べ応えがあります。
これが登山終わりのエネルギーチャージにぴったりで、さっき下山したばかりなのに、
もうひと山登っちゃおいかな、なんて思わせてくれます。
ほのかにニンニクとショウガが香る優しい味わいは食べていて飽きがきません。
一皿といわず、ついつい二皿、三皿と食べてしまいそうです。
山梨県/八重山『天龍』
桃源郷のような空間で食べる
私史上、最長のギョウザ!
『天龍』は上野原駅から歩いて20分ほどの場所にあります。
階段もあり、山素人の方には長い道のりかもしれませんが、その疲れは店の内装を見て吹き飛びます。
群馬の奥四万湖のようなエメラルドのカーペットに、知床の木々を想いだ察せる絵柄のカーテン。
ここはアウトドア好きにとっての桃源郷です。
おすすめはギョウザと、バラ肉のキャベツのミソ炒め。
ギョウザの形は長い。
駅からの道のりくらい長い。
お手製の皮は、焼き目はカリッとヒダはもっちり。
ショウガの効いた餡は噛むたびに旨みが広がります。
そして途中からミソ炒めのタレを絡めて食べます。
これがまたギョウザにコクを与えてくれ驚くほど美味しい。
ビールもよく進み、このままテントを張って一泊してしまいたくなるほどです。
本誌ではさらに他にも登山の後に食べたいギョウザが紹介されています。
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