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生まれた時から家(殻)が身体の一部であるカタツムリ人生を想像してみてください。
ワンルームを背負って暮らしている感覚なのか、かさばって地下鉄乗るのも大変そうです。
GINZAでは、生活空間とインテリアを自由に選べることのありがたさを噛みしめながら
こだわりがある44人のお部屋を大特集!
その中からいくつかのお部屋をピクアップします。
出会いを生み、絆を深める
4m超のキッチンが主役

島津 明さん(フォトグラファー)、中島沙希さん(モデル)のお部屋
原型は築58年の木造アパート。
施工業者である知人が、室数を保ったまま単身者向きのリノベーション計画を練っていたときと、
島津さんの引っ越したい時期が重なったそう。
「それなら壁を取り払って、ワンフロアにしてここ住む?」という提案を受けて改修をスタート。
約3ヶ月後、ギャラリーのように生まれ変わった場所は、妻の沙希さん、愛犬のノワールくんも含めて
“黒が似合う”島津家の日常の背景として、これ以上になく調和しています。
島津さん「コンセプトは“ライフレス”。生活感を極力排除した空間に、最近趣味として加わった骨董品が増えつつあります」
中島さん「結婚前、初めてこの部屋に訪れたときは衝撃を受けました。ここまで“何もかも見せない”構造が珍しくて」
徹底的にミニマルなのに、不思議と親しみやすくくつろげます。
理由の一つは、この家のシンボルとも言えるキッチンにあります。
島津さん「潔く部屋の中心に位置することで、料理をする人が背中を向けることなく、みんなと顔を見合わせながら食事の時間を共感できます。
お互いの職業柄、共通の知人も多く、お祝い事はもっぱらうちが集合場所に。外食よりプライベートな台所を囲んでともに過ごすほうが、一気に距離も縮まります。モルタルの床だから、酔っ払って多少ワインをこぼしちゃってもOK。“招けるキッチン”が、引越してよかった最大のポイントですね」
天井高で開放感たっぷり
3フロアの変形ワンルーム

マッカートニー龍馬さん(グラフィックデザイナー)、マッカートニー晴香さん(建築デザイナー)のお部屋
シーリングファンを取り付けた居間、食事にも仕事にも使うテーブルとキッチンのあるエリア、
もっともこぢんまりした落ち着く寝室。
それぞれに割り当てたスペースが段違いにステップでつながっていて、全体を見渡せる構造がおもしろいです。
晴香さん「私たちふたりとも、細かく仕切られた間取りより、空間を大きく使いたい派。ここがリビング、そちらがダイニングなどとあらかじめ設定されていない、自由度のあるワンルームの賃貸を探していて出合ったのがこちら。即決しました」
50平方メートルないくらいですが、天井の高さのおかげで広々した雰囲気。
身長が185cmある龍馬さんにとっても「圧迫感がなくて快適。床に座って和むことも多いです」。
ターンテーブルを置いた窓際のヴィンテージキャビネットには、中古で集めたレコードを収めて、
壁際の台にはふたりの本がランダムに並びます。
フランクに暮らしを楽しむ様子が伝わって、友人を招いてハウスパーティーを開くと
誰もが思い思いの居場所を見つけてすんなりくつろぎ始めます。
どこにいてもみんなの声が聞こえる一体感も味わえる。
「仕事で手がける物件とは違い、自分で住むならちょっとごちゃっとしているのがいい。朝の光が、それはきれいに差し込むんです。その後も、眩しくもなく暗くもなく穏やかな明るさが続く、この家で過ごすのが気に入っています」

本誌では他にも42組のこだわりのお部屋が紹介されています!
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