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長年多忙な生活を送っているのに、いつも元気で若々しい料理研究家・藤井恵さん。
その元気の秘密は、腸内の健康を意識した毎日の食事にありました。
オレンジページでは、藤井さん流の腸活のコツと、腸にいい食材をふんだんに使った絶品レシピを紹介しています。
その中から今回は、料理研究家・藤井恵さんと小林メディカルクリニック東京院長・小林暁子さんの
腸活についての対談をピックアップします。
今、医学のトレンドは『腸』
腸の力が病気を予防する?
藤井:私が腸内環境を意識するようになったきっかけは、2012年にオレンジページから出版された『あなたのカラダは腸で決まる!』という本のレシピを担当したことでした。
それから毎日、きのこ類、海藻類といった食物繊維が豊富な食材に加えて、納豆、キムチ、ヨーグルトなどの発酵食品を欠かさずとるようにしています。
小林:10年以上前から〈腸活〉を続けていらっしゃるんですね。じつは腸内環境の研究も、十数年前から急激に進歩したんです。それ以前はとてもマイナーな分野で、私が今のクリニックの開業を決めたときも、まわりから「腸専門なんて、患者さん来ないんじゃない?」と心配されたほど。
藤井:今はいろいろなところで腸の話題を耳にしますね。
小林:はい、医学会の中心にあるといってもいいくらい。腸内環境を改善することで、高血圧、高脂血症、脳卒中といった生活習慣病はもちろん、パーキンソン病や認知症、がんなどの病気の予防に効果があるという研究結果が出ています。うつの予防にも効果的という研究結果もあるんですよ。
藤井:すごい!腸活を始めて私自身も変化がありました。小さいことですが、まず風邪をひかなくなり、肌の調子がよくなりました。
小林:私も同じです。小さいころから便秘がひどかったのですが、20代後半に腸内環境を整えたら体質が変わったことがきっかけでクリニックを開業し、それ依頼風邪をひいていません。
じつは白血球などの〈免疫細胞〉の7割は腸内にすんでいて、腸内環境がいいと体内に侵入した最近やウイルスを〈免疫細胞〉が早い階段で撃退してくれるので、風邪を発症しなくてすむんです。
それに腸内環境が良好なときは、老廃物が少なく栄養をしっかり取り込んだ質の良い血液が体内をめぐります。肌は〈見える臓器〉といわれますが、肌がきれいなら実際は内臓の機能もよくなっているはずなんです。
年齢を重ねた人ほど腸内細菌を味方につけるべし
藤井:小林先生ご自身は、腸内環境を整えるためにどんな食生活を心がけていますか?
小林:先生同様、きのこ類、豆類などをたくさんとるようにしています。食物繊維が大切なのは、腸内の〈善玉菌〉のえさになるから。菌も生き物ですから、エネルギーとしてえさが必要です。藤井先生のすばらしいところは、多種類の食品から食物繊維をとっていらっしゃること。
最近では水に溶ける〈水溶性食物繊維〉だけでなく、水に溶けづらい〈不溶性食物繊維〉も善玉菌のえさになることがわかってきました。個人差はありますが、一般的にはいろんな種類の食物繊維をとっている人ほど腸内細菌の種類が多いです。
藤井:ふむふむ。腸内細菌の数と年齢には関係があるのでしょうか。
小林:あります。だいたい40歳くらいからいい菌が減りはじめ、60歳以上でガクッと減少します。
藤井:ええー。
小林:だからこそ努力しつづけたほうがいいのが〈腸活〉。腸内細菌には、年齢とともに下がる基礎代謝を維持する役割もあるんです。

本誌では、対談の続きをお読みいただけるほか、腸にいいおかずレシピも紹介されています。
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