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俳優やコメンテーターなどとして幅広く活躍する一方で、
国際人権NGO(非政府組織)の『すべての子どもに家庭を』の活動で親善大使を務めるなど
人道支援活動にも積極的に取り組んでいるサヘル・ローズさん。
幼い頃に家族と別れ、養女となり、その後8歳で義母と来日しました。
日経マネーでは、サヘル・ローズさんにインタビューしています。
母と33年ぶりに
自身が育った児童養護施設へ訪問
昨年末、義母とお二人で児童養護施設を訪れたそうですね。
「母と2人でイランの児童養護施設に戻るのは、7歳で施設を出てから33年ぶりでした。私自身は以前にドキュメンタリー番組の撮影で一度訪れていましたが、母と一緒に訪ねたのは初めて。
日本に来てからはとにかく日々を生きることに精一杯で、幼少期のことや施設にいた頃のことを振り返る時間もあまり取れませんでした。今回初めて自分が生活していた空間を母と共有することができました」
実際その場を訪れて、どのようなことを感じられましたか。
「いざその場所に立つと、記憶を鮮明に思い出して、そこに当時の幼い自分がいる気がして……。ようやく再会して、抱きしめてあげたような気持ちになりました。
母もだんだん高齢になってきているので、もしかすると今回が2人で一緒にイランに帰る最後の里帰りになるかもしれないなどと考えながら、元旦に見た朝日は忘れられない光景になりました。自分のルーツを再度インプットできた、とてもいい旅でした」
自身と同じく施設で育った実際の子どもたちが主人公の映画の監督を務められているのですね。
「企画から資金集めまで、4年間かけて準備してきた作品が2月に初号試写を迎えました。出演しているのは施設で育った経験を持つ少年少女。私自身、考えや思いを表現することで救われてきました。だからこそ、表現によって生かされているこの命を次の世代につなげたく、この作品を生み出そうと決意しました。
これは、子どもたちの未来に投資したいと考える私からの『バトン』でもあり、今施設にいる子どもたちだけでなく、家族がいてもいなくても苦しんでいるすべての大人にも見てほしい。8人の傷ついた少年少女が誰よりも輝いていて、誰よりも前を向いて生きようとしている。
そんな彼らの表現の『バトン』を受け取ってもらえればうれしいです」
本誌では、サヘル・ローズさんのお金の使い方なども聞いています。
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