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インドのサンスクリット語で「心が動揺することのない状態」や
瞑想を意味するディヤーナに由来するとされる禅。
ディヤーナの次の段階は、解脱や悟りを意味するサーマディだとされています。
スティーブ・ジョブズは約30年間もの間、禅僧の乙川弘文氏を師と仰いで慕っていたそうですが、
さまざまなカオス化した新興宗教がニュースで取り沙汰されるなか、
宗教色のない哲学的な禅の考え方は世界中でポジティブに受け入れられています。
今回、Veggyで特集されている日本に存在する禅を体感できる場所を紹介いたします。
京都で巡る禅空間
京都・中京
『サンガインセンス本店 香煙研究所』
様々な国を旅したときに、自分が感動した香りを線香で再現しているというオーナーの橋本勝洋さん。
独学で調香や線香作りを学び、自然物の香りにこだわった線香は一つひとつ手作り。
屋久杉の香りを表現した線香は制作に4年もの歳月をかけたそうで、
自分が納得する香りはそう簡単には表現できないのだとか。
既にラインナップしている線香も、長い年月をかけアップデートしたそうです。
現代では線香をお薬とは言えませんが、東洋四大伝統医学の一つであるチベット医学では
患部だけでなく、神経や精神も含めた身体全体の治癒に重きを置いているため、
古代から生薬を基調とした薬煙を治療法として線香を処方しているそうです。
他にも話題のCBDを使用した線香や隕石をブレンドしたもの、宇宙を表現したお線香など
唯一無二の香りに出会える場所です。
京都・東山
『高台寺 岡林院』
京都のThe Shinmonzenの宿泊者オプションで体験できる、
クリスタルボウルやシンギングボウル(チベタンボウル)によるサウンドヒーリング。
ホテルから歩いて行ける岡林院(こうりんいん)の静けさに包まれる空間で、
寺前浄因先生が奏でる倍音が、日常の慌ただしさで疲れた心を優しく癒してくれます。
クリスタルボウルやシンギングボウルの演奏は自分の心身の状態が出やすいそうで、
それを知って整えるため、寺前浄因先生が演奏するだけでなく、
参加者の方々にも実際に触れて体験してもらうのだそう。
そもそもチベット仏教やボン教においてシンギングボウルは、瞑想への導入のための道具として
そして神聖な儀式のため、さらに音響療法として古くから人を癒すために使われてきたそうです。
ここは完全予約制で、坐禅体験や茶道などの禅体験もできます。
本誌では、他にも禅を感じられるスポットや、
京都で味わえる京懐石料理店、仕事帰りでも立ち寄れる深夜も営業しているvegan居酒屋なども紹介しています!
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