《肩こり・腰痛》ヨガで体が変わらない、不調が改善しない人の5つの誤解

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「何年もヨガを続けているのに、思ったような効果が出ない」

そんな声もよく聞きます。

 

ヨガをすることで体の悩みや不調を解消していくにはどうすればいいのでしょうか。

yoga JOURNALでは、『整形外科ヨガ』を提案する井上留美子先生が解説します。

 

誰から教わるか、どんなクラスに出るかを意識して

 

整形外科医師という視点から、シニアから学生にまでヨガを伝える井上留美子先生。

ヨガで不調を解消したいなら「目的に合わせて選ぶことが必要」だといいます。

 

「ひと口にヨガといっても、陰ヨガからアシュタンガヨガまでさまざま。自分の体の悩みに合ったクラスを選ぶことに加え、生活習慣など暮らしを整えることも大切です。たとえばやせたいなら、運動量の多いヨガをする+食事節制がマスト。

また“誰から教わるか”も重要です。いちばん良いのは『このクラスに参加すると、何だか知らないけど整った』と感じられる先生に出会うこと。スッとゾーンに入れるクラスは自分に合っているということですから、集中して行ううちに不調の原因も自然と緩和されるという体験が得られやすいでしょう」

 

井上先生は、呼吸法とターダーサナは万能と考えているそう。

 

「呼吸法でしっかり腹横筋を刺激し、ポーズを通して骨盤や脊椎を動かすことで全身が整います。不調を寄せ付けない体のためには、正しいターダーサナや太陽礼拝が個人的におすすめです」

 

肩こり・腰痛が改善しません

 

 

不調に合ったクラスなのか、確認しましょう

 

肩こりや腰痛があってもヨガを楽しめているということは、
筋肉がきちんと使えていないことが原因の場合が多いと考えられます。

 

たとえば、肩こり解消なら肩甲拳筋や僧帽筋、腰痛解消なら多裂筋をターゲットにしたクラスを選びましょう。

練習時にも、それらの筋肉にアプローチするポーズを取り入れるのがおすすめです。

 

肩こりを解消したいなら
「肩甲骨」や「背中」のキーワードがあるヨガを

 

 

自分でやるならこんなポーズを。

吸う息で体を反らし、吐く生きで丸めるキャット&カウは、胸椎がしっかり動いているか確認を。

胸郭が上下するくらい大きく動かすと、僧帽筋を刺激できます。

 

腰痛を解消したいなら
「コア」や「骨盤」のキーワードがあるヨガを

 

 

仰向けから骨盤を持ち上げ、橋のポーズでキープ。

膝が開かないよう注意して、反対も。

余裕があれば片側ずつ伸ばすとさらに多裂筋に効きます。

 

四つん這いから右手と左側を床と平行に持ち上げるダイアゴナルは、
対角線上に体が刺激され多裂筋に◎。

お腹を引き込みコアを使い、伸ばした脚のかかとを押し出します。

反対側もやります。

 


 

本誌では他にも不調を改善するヨガを掲載しています。

 

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