【課金地獄】私立中学受験、3年間で塾代1000万円超の底なし沼

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ソーシャルゲームへの課金中毒が話題になって久しいですが、
見渡せば婚活、美容整形、ダイエット、中学受験……あらゆる課金沼が口を開けて待っています。

もはや社会問題かしつつあるこの底なしのシステムに、なぜ人々はハマり、抜け出せなくなるのか?

SPA!では、彼らの切実な胸の内に迫っています。

 

中学受験地獄
3年間で塾代1000万円超

 

 

「お金をどこまでもはき出させようとしてくるんです。東京の中学受験は狂ってますよ」

 

そう話すのは、都内の広告代理店に勤める中村龍太さん(仮名・48歳)。

世帯年収は1200万円と裕福ですが、現在、有名私大付属校に通う中学3年の長女には1000万円以上を費やしてきた。

 

「娘は公立小学校に通っていたのですが、クラスの半分以上が中学を受験します。受験しない子は友達からバカにされたり、イジられたりするそうで。その話を聞いて、小学4年から塾を探し始めました」

 

塾の費用は月10万円弱。

だが、通いさえすれば受験対策は万全というわけではない。

 

「難関校向けの塾なので、授業のレベルについていけないんです。なので、塾の勉強をフォローするための個別指導塾も必要。これにも年間110万円ぐらいは掛かりました」

 

受験前の小学6年になるとその費用が跳ね上がります。

 

「通常の月謝に加えて、季節ごとの月色や講習の費用が掛かる。さらに個別指導塾にも課金して先生のランクを上げ、受験対策の追い込みをしました。正直、小学6年の1年間だけで合わせて600万円ぐらいは払ってますね。娘には『オマエにはこれだけ払っているからな』というお金の話はすべて伝えてましたよ」

 

大学附属校に合格も
内部進学塾に月10万円

 

受験料は1校につき3万円。

高校・大学の受験をしなくて済むように有名私大付属校のみ4校を選んだといいます。

 

「結果的に第1志望は落ちたものの、なんとか第2志望に滑り込みました。3年間で1000万円をかけて失敗していたらと思うとゾッとします」

 

ですが、入学後も課金地獄から抜け出すことはできません。

 

「大学付属校といっても全員がエスカレーター式に進学できるわけではありません。今も授業に追いつくために月10万円程度の塾通いを続けています」

 

長女の受験費用がかさみすぎた反省を生かし、現在、中学1年の次女は中学受験の費用を半額程度に抑えたそう。

 

「それでも小学4年から塾と個別塾に通わせていたので、トータル5000万円ぐらいはかかっています。次女も都内の中高一貫校に通っていますが、大学受験が控えている。最近、『医学部を目指してみたい』と言い始めて、親として嬉しい反面、費用のことを考えたら戦々恐々とします」

 

一方、ここまでの費用対効果を振り返って「必要経費だったとは思う」と中村さん。

 

「もともと“並”の成績だったうちの子どもが受かったのは、やはり重課金したから。周りを見てもお金をかけて受験している子はそれなりに結果を出し、落ちてる子は親の課金が中途半端なんです。なので、子どもへの投資はやればやっただけ裏切らないと思います」

 

そんな中村さん、実は小学3年の長男もいます。

 

「正直、僕も妻も中高は公立校ですし、中学受験はもうしなくていいんじゃないかという葛藤もある。ただ、長女のときのように受験をする同級生から『公立中学に行くヤツはやばい』と吹き込まれて、本人も迷い始めています。本人が望んだなら、やらせるしかないですよ……」

 

中学ブームが生んだ沼は果てしなく深いです。

 


 

本誌では、他にも課金地獄となっている方たちのインタビューが掲載されています。

 

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