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目の前にある素材を、どう感動の次元まで引き上げますか?
今までのレシピの多くは、いろいろな食材を組み合わせ、調味料を足して、複雑味のあるおいしさをつくってきました。
一口でガツンとくるインパクトは魅力的ですが、そういう味に、少し疲れてきたのが、正直なところ。
逆にそぎ落として、原点まで戻ってみるのはどうでしょうか。
食材と調味料を必要最小限にし、その代わり、素材のポテンシャルを最大限に引き出す調理法で、
新しいおいしいさを発見するレシピです。
その料理を食べると“素材の真の姿”に出会えます。
そして根源的なおいしさだからこそ感動し、記憶に残るのです。
日々の暮らしにも取り入れやすく、まさに今、求められているレシピ。
簡単でも、時短でも、手抜きでもありません。
今号のdancyuにて紹介されている『ミニマルレシピ』特集から『ミニマルな麻婆豆腐』レシピを紹介します。
ミニマルな麻婆豆腐

南インド料理店『エリックサウス』総料理長の稲田俊輔さんが教えてくれる『ミニマルな麻婆豆腐』。
「中国料理関連の文献によると、麻婆豆腐の原型で使われた素材は、豆腐、油、唐辛子。最低限必要なおうそはこの三つだけ、ということです」
そんなルーツをヒントに稲田さんが編み出したミニマル版です。
複雑味をもたらす豆板醤も、とろみをつける片栗粉もなし。
試作初期は麻婆豆腐に欠かせない花椒を加えていたけれど、
「痺れはなくても十分おいしい」と思い改め、省いたそう。
代わりに身近な黒胡椒を香りのアクセントにした、引き算の美学が冴え渡る逸品。
豆腐の存在感際立つ、すっきりとした旨味に驚愕です。
【材料】
(A)合挽肉、にんにく(粗みじん)、一味唐辛子、韓国産唐辛子(粉)、サラダ油
(B)水、醤油、木綿豆腐
(C)長ねぎ(粗みじん)、粗挽き黒胡椒
分量の詳細はこちらからご覧いただけます。
【作り方】
(1)肉と調味料をフライパンに入れる
フライパンをスケールにのせ、計量しながらAを入れます。
(2)挽き肉を炒める
フライパンを強めの中火にかけ、ひき肉を軽くヘラで押しつけながら、炒め焼きにします。
肉の色が変わり、脂がにじみ出てきたら炒め終わり。
(3)豆腐を加えて煮る
スケールにフライパンをのせて、Bを順に加えます。
再び強めの中火にかけ、大きく混ぜます。
水分がほぼなくなるまで約5分煮ます。
(4)香りづけをする
火を止めてCを加え、ざっくりと混ぜてできあがり。
本誌では、ミニマルな野菜レシピ、魚レシピなどさまざまなレシピが紹介されています。
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