日本たばこ産業、聖域なきワンチーム経営「現地の人たちとフェアに議論する姿勢を貫いた」

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社運を賭けた海外大手の巨額買収を成功させ、グローバル企業への礎を築いた日本たばこ産業

20代で買収先企業の統合を担当するも本社との板挟みで苦労した経験が生きたといいます。

環境激変を生き抜くため、国・組織を超えた一体経営に挑みます。

 

今回の日経ビジネス電子版では日本たばこ産業社長の寺畠正道氏のインタビュー。

 

マネジャーとしてマンチェスターに就任

 

日本たばこ産業(JT)は『M&A(合併・買収)巧者』といわれます。
米同業大手の子会社で世界有数のたばこブランドを持つRJRインターナショナル(RJRI)を約1兆円で買収してから今年で25年です。

寺畠さん自身はどのように関わってきたのでしょうか。

 

「JTは1992年に英国のマンチェスター・タバコを買収しました。我々にとってホップ・ステップ・ジャンプの最初の1段階に当たるような買収です。

その時私は20代で、マネジャーとしてマンチェスターに就任して統合や立て直しを任されました。ただ日本と現地の板挟みでずいぶんと苦労したのを覚えています

 

日本流の押し付けで失敗

 

「当時は『日本のやり方に合わせなさい』と全部東京から指示が降ってくるんですね。『現地のやり方に合わないから無理です』と返しても納得してもらえない。最終的に現地社員に日本流でやってもらったのですが、現場のやる気は全然上がらない。我々のやり方をそのまま当てはめてもうまくいかないことを痛感しました。

日本のやり方を押し付けるようなことは絶対にしてはいけないんです。やはり目標を上から割り当てられると『やらされた感』が強くなってしまう。

だからRJRIの買収では、現地の社員が生き生きと仕事をできる環境づくりに腐心しました。海外たばこ事業を手がけるJTインターナショナル(JTI)に統合されて新しくグループに加わった同社をどう再成長させるか。それが、スイスのジュネーブに赴任した私たちのチームのミッションでした。

どの工場やブランドを残すか、どこに投資するかといった話を現地の人たちとフェアに議論する姿勢を貫けたのは非常に大きかったです。主体性を重んじて、彼ら自身に目標を決めてもらわなければ、それが組織の隅々に落ちていくことはありません。

現場が安心して自分で考えて行動しやすいよう責任権限規定も設けました。ポジションごとに『あなたの仕事内容はこれで、自分の裁量でここまでならやっていいよ』とガイドラインを細かく決め、更新しながら今も運用しています

 


 

本誌ではインタビューの続きをお読みいただけます。

 

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