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神様と真摯に向き合えば、心も運もととのっていきます。
エル・ジャポンでは、神社ソムリエの佐々木優太さんが『神社での運のあやかり方』を解説しています。
神社は『心のジム』
心をととのえるレッスンを
神社は神様が宿る場所。
今はルールや作法が多くあって「鳥居の前でおじぎをし忘れてしまった!」なんて心配になることもあると思いますが、
そもそも神社にルールはなく、参拝方法というのは、
その土地やあらゆるものに宿る神様に敬意を表し、心をととのえるための人間からのアクションです。
多くの人がこうして神様への敬意を表してきたよというモラルが伝わってきたものなんです。
だからやってもいいしやらなくて責められるものでもありません。
だた、鳥居というのは神様の領域との境目であり、言うなれば尊敬している方おの家の玄関。
恩師や先輩のお宅へ、土足でどかどかと入りはしないでしょう。
だから、きちんと一礼し、「ここから境内なんだ」と気持ちを落ち着かせて神社に上がらせていただく。
参道では中央部分にあたる正中をさけ、拝殿では柏手を打って神様の気(御神威)を震わせ、神様からの応答を待つ。
神社に上がるたびに心をととのえるトレーニングを重ね、どんな場でも鳥居の前にいる心持ちで一礼できるようになれば、
さまざまな場や物に宿る神様に気付けるようになるのではないでしょうか。
毎日は大変ですが、まずは年に2回、6月の夏越の祓(はらえ)と大晦日の大祓の日、
神様のもとへ上がり、感謝をお伝えしてみてはどうでしょうか。
2024年下半期の最強海運神社
八坂神社(京都)
心身をリセットし、前を向きたいときに
京都といえば、東西南北の四神に守られている地。
そのひとつであり東の青龍を司るのが八坂神社です。
本殿の地下には龍が棲むという伝説もあり、辰年の今年、あやかるのにぴったりです。
日本三大祭のひとつである祇園祭は、平安時代、疫病を鎮めるようにとの祈りを込めて始まったといわれています。
6月末の大祓式では、半年間のけがれをはらう大きな芽の輪を設置。
何かリセットしたいとき、ぜひ参拝に上がってください。
浅草神社(東京)
厳しい夏の暑さにも負けない、新しい祈り
『夏詣』発祥の神社。
半年の罪けがれを清める夏越の祓を経て、
さらなる半年の平穏を祈るべく7月1日以降にも参拝に上がることを夏詣といいます。
大きな芽の輪が設置され、6月30日に前夜祭、7月1~7日は七夕祭を実施。
芽の輪は、中央から左へ回り、またくぐって右に回り、再度くぐって左へ回り、
最後にもう一度くぐって参拝に上がります。
令和6年は10年の節目。
今では全国に広がった夏詣の始まりの地で、下半期の無事を祈念しましょう。
本誌では、他にも4つの最強海運神社が紹介されています。
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