ラウール「異国のアウェーで人生初挫折」と前人未到の地に足を踏み入れる理由

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圧倒的なダンススキルとカリスマ性のあるビジュアルでグループのパフォーマンスに奥行きを与えている、
Snow Manの最年少メンバー、ラウールさん。

パリコレのランウェイモデルとしても活躍の場を広げるなか、
8月2日には主演映画『赤羽骨子のボディーガード』が公開されます。

グループに加入した5年半前にはまだ何者でもなかった彼は、どうやって現在地を見つけていったのでしょうか。

 

日経エンタテインメント!では、ラウールさんのインタビューを掲載しています。

 

異国のアウェーで人生初挫折

 

インタビュー中、ラウールさんは何度となく「フィット」という単語を口にしました。

例えば映画についてのインタビューで、「一番大変だったシーンは?」と質問されたときも、
「どの場面もワクワクしながら演じてたので、大変という言い方はフィットしないですが」と前置きしてから
「倉庫で拘束されるシーンでは半日ずっとロープで縛られていましたが、お芝居の一環なので、『わー、こういう感じなんだ』みたいな新鮮な感覚でした」
と続けました。

 

「そもそも僕、この仕事を始めて、『つらい』とか『大変だ!』とか思ったことがなくて。何か壁にぶつかったりしたときでも、『これは自分に課せられた試練なんだから乗り越えなきゃ』という義務的な捉え方をあまりしたことがないんです。

基本的には貪欲な人間で、常に先になる何かをつかみ取るために生きているので、そこまでの過程がいかに過酷でも『自分が試されている』とは思わない。そういう余計な感情は排除して『つかむ』ことに集中するだけで」

 

そのラウールさんが、『人生初挫折』『悔しくて泣いた』と6月に自身のインスタライブで明かしました。

ランウェイモデルとしてバリに単身で長期滞在し、数々のオーディションを受けては落ちたというのがその理由。

異国かつ異ジャンルでの挑戦は、さぞかし過酷だったのでしょう。

 

なぜ、そんなにも悔しい思いをしてまで、前人未到の地に足を踏み入れようとするのでしょうか。

その理由をサグていくと、『それSnow Manにやらせて下さい』
キッズダンサー姉妹と3人でダンスの世界大会に挑む動機の中にヒントがありました。

 

「ダンスは僕にとって、小さい頃から自信を持ってできることの1つ。でも、僕の表現を見てくださるのは、ダンス経験のない人がほとんどですよね。そういう人たちに対して、僕らのやっているダンスのレベルがどのくらいかというのを証明するのはすごく難しい。

お芝居だったら、作品がヒットしたり話題になったり賞をもらったりすれば、それが俳優としての評価につながるし、モデルとしてパリコレに出展しているブランドのオーディションに受かれば、ランウェイを歩く姿が世界中に配信される。

でも、ダンスの場合はそれができない。だったら、大きな大会で優勝すれば注目されるし、僕らが打ち込んでいるダンスにもっと興味を持ってもらえるかもしれないし、日本のダンスそのものの地位も向上していくかもしれないと思ったんです。

偽善的に聞こえるかもしれないですが、せっかく心血を注いでやるなら、少しでもその世界に貢献したい。エンタメ業界は、コロナ禍でかなりダメージを負ったジャンルもあるので、僕なんかで役に立つのなら、状況を好転させる一助にならないかなと

 


 

本誌では、ラウールさんのインタビューの続きをお読みいただけます。

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