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「このままでいいの?」とモヤモヤしているなら、
今までため込んできたものや習慣、思い込みを思い切って手放してみませんか?
今回のESSEでは、年齢や暮らしの節目に『やめる・捨てる』で人生が好転した方々を一挙に紹介。
その中から、婚礼タンスとカバン40個を手放した主婦の方をピックアップします。
『捨てる決断』をしたことで自己肯定感もアップ
“やりたいことができる自分”に
「50代は人生の後半戦。もっと身軽に暮らしたい」と、服や家具、思い出の品を手放した奥田明子さん。
「年を重ねて気力や体力が落ちたら、ますます捨てるのがしんどくなってしまう。今のうちに、自分のものは自分でケリをつけようと決意しました」
部屋や心を占めていたものを手放したことで、気持ちもすっきり。
「捨てることに罪悪感もあるけれど、これからの暮らしに生かせばいい。リセットしたあとはムダなものを買わなくなり、今あるものを大切にするように。なにより、捨てる決断をできた自分に自信をもてるようになりました」
ものの整理に加え、「人と比べない」「先のことは考えない」など、
不要な考えも手放したことで、心に余白が生まれたそう。
「料理教室に通ったり、雑誌で見つけたレシピを試したり。失敗してもいいから、新しいことに挑戦して、毎日を楽しもう!と思えるようになったのは大きな変化です」
奥田さんの手放し4か条
50代はやめ・捨てベストタイミング
気力や体力、要・不要の判断力がある50代は、見直しにベストな年代。
「捨てるにはコストもかかるので、ぜひ暇のうちに処分を検討して」
“捨てるもの”を探さない
“捨てるもの”を探すと、捨てること自体が目的になり、片づけが終わらない。
「好きなものを探し、それ以外を手放す方がスムーズです」
迷って残すものには明確な理由をつける
「まだ使う」「大事な思い出がある」など、明確な理由があるものだけを残して。
「理由を説明できないものは、なんとなくで残さないように」
捨てる、捨てないの判断は自分軸で
「家族のため」や「みんなが手放しているから」ではなく、あくまで自分軸で要不要を判断。
「時間がかかっても、自分で決めると自己肯定感が上がりますよ」
40代後半からのリアルな手放しアイテムリスト
40代以降になって着手したのは、集めてきたアイテムや思い出の品。
思い切って手放すことで気持ちも暮らしもラクに。
【No.1】40個以上あるカバン
私も時代も変わる。一生ものはない!と心得て選別を
40個以上あったバッグはブランドものでも「今の自分に合わない」なら買取へ。
「とにかく使い勝手を考え、ショルダーバッグや軽いリュックなど厳選したもののみに」
【No.2】高価・重い洋服
ふんぎりがつかない服は一度売りに出すと真価がわかる
重くて着心地の悪いものやデザインが古いものは手放すことに。
「高かったから…と迷っていた服も査定に出すと100円程度。価値がないと気づくとあっさり手放せました」
【No.3】婚礼タンス
大物収納などは、中身の行き先を考えてから処分を
20年前に買った婚礼タンスを処分したら部屋も気持ちもすっきり!
「捨てる前から少しずつ中身を減らしました。空間も広くなり、仕事部屋として活用中です」
【No.4】隙間収納
スペースに収まりきらないからと買いたした収納グッズは要注意
使わない調味料や調理道具を減らしたことで、隙間までムダなく活用するための収納グッズも不要に。
「ゆとりをもって収納したら、前より管理もしやすくなりました」
【No.5】黒歴史
ポジティブな感情になれるものは残しておいてOK!
アルバムなどの思い出品も、見返してポジティブになれないなら捨てる対象に。
「残したのは十代のときに載ったファッションスナップ。見るたびに懐かしい気持ちに」
【No.6】 子どもの思い出品
子どもと親、2つの軸で残すものを考える
子どもの絵や工作は「子ども自身が残したいもの」「親が残したいもの」で分けて保管を。
「親と子では思い入れの対象が違うので、各自で選ぶことで後悔がなくなります」
本誌では、奥田さん以外にも手放したことで暮らしがよりよくなった方達の記事が掲載されています。
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