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『家電批評』での人気コラム、認知症の母親の介護に挑む奮闘記『ウチのおかんがボケちゃいまして』にて
今回紹介されているのは、エアコンを自動化&注意喚起でお母さんの熱中症を予防する家電です。
リモート介護の際、夏に毎日離れて暮らす親の様子を見に行くのは物理的に無理…。
だからといって、毎時間、毎分心配するのも大変です。
そんなとき、リモートでも親の熱中症を予防する家電を紹介します!
おかんの変化を機に熱中症対策を見直し
文:岡野学(ライター)
僕がいくら「熱中症が怖いからエアコンを使って」とお願いしても
「暑くないから」とか「電気代がもったいない」と、エアコンを使ってくれないおかん。
どうにかエアコンを使ってもらおうと、数年前から実家にスマートリモコンを設置。
28度以上でエアコン(冷房)がつくよう設定をしています。
でも困るのが、いつの間にかおかんがリモコンで消してしまうこと。
リモコンを取り上げれば解決しそうですが、それは少しかわいそう。
仕方なく暑い日は見守りカメラでおかんの部屋を何度も見て、エアコンが消えていそうなら手動でオンにしていました。
自動化した意味とは……。
ところが、最近少し状況が変わってきました。
おかんの認知症が進行し、今や僕が「エアコンのリモコン取って」と言うと、「はいよ」と照明のリモコンを渡してきます。
今ならリモコンがなくても気づかないんじゃ……。
ちょうどスマートリモコンを買い替えるタイミングだったので、熱中症対策をまるっと見直すことにしました。
まず、スマートリモコンはエアコンのリモコン状態を同期できる『スイッチボット ハブ2』に。
記事執筆時点ではまだ使えない機能ですが、
これにより実家のエアコンを誰かが操作したらわかるようになります。
リモコンを取り上げても介護サービスの人が操作できる場所には置いておくつもりなので、
エアコンのオンオフの状態がパッとわかるこの機能は助かります。
次に、スマートスピーカーも温度計搭載の『エコー ドット』に変更。
スイッチボットの温湿度をもとにエコーの定型アクションを使えればベストだったのですが、
どうやら連携機能はなし。
『IFTTT(※)』での連携もダメだったので、温度をトリガーに定型アクションが使える『エコー ドット』にしました。
これを使って、室温が一定の温度に達したら「熱中症の危険があるから水を飲んで」とアナウンスします。
実際に試してみたところ、おかんが言葉に反応して冷蔵庫のほうへ。
これは成功したのでは、と思いきや、しばらくしてご飯を持って帰ってきました。
そっか、途中で忘れちゃったかー。
本誌では、スイッチボットやスマートスピーカーの設定方法・使い方など詳しく解説しています。
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