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毎年大人気なananの『愛とSEX』特集。
今年はSixTONESの田中 樹さんが表紙に登場!
美しいボディラインに惹きつけられますね。
今号の『愛とSEX』特集では、『心から安心して楽しめるセックスとは?』をテーマに
コミュニケーションやセクシュアルヘルス、性的同意など
さまざまな側面について学びながら、幸せなセックスについて考えています。
今回はこの10年で感染拡大中の『性感染症』についてピックアップします。
この10年で『性感染症』が拡大中
無症状でも人にうつる
三鴨先生「性感染症は、普通にsexをしているだけで誰でも感染する可能性がある病気。身近な病気であることを、まず知ってほしいです」
この10年、感染者数が増加し続けており、社会的にも大きな問題に。
特に梅毒が増えている、というニュースを目にしたことがある人も多いはず。
「性器に異変が起こる病気なので、恥ずかしい気持ちからなかなか病院に足が向かず、そのうちに症状が消え治療したと思い込んでしまったり、また最近は感染に気がつかない人もいる。無症状でも他人を感染させる可能性があるので、そういう人が誰かとセックスをし、その相手を感染させ…と、拡大しているのが現状。
ただ、最初に述べたように、もはや本当に誰でもかかる可能性があり、決して恥ずかしい病気ではありません。風邪かなと思ったときに病院に行くのと同じように、違和感があったら検査をし、もし感染していたら治療をしましょう」
症状が出ないタイプが増加中
気がつかないうちに感染したり、うつしたり…
この10年増加し続けてきた梅毒の感染者は、ようやく横ばいになってきたそう。
「梅毒は、最初に発症したあと症状が消える期間があり、そのときに“病気じゃなかった”と安堵し、診療を受けない、となる人も多い。またHIVも、感染直後に発熱などはありますが、その後、年単位で無症状期間が続きます。いずれも実際には菌は体の中に存在しており、セックスをした相手に感染させる可能性はあるわけです。
また、かつてに比べて公衆衛生の意識が高まったこともあり、大昔に比べると感染者は減少。そのため医師が診察する機会が減り、例えば梅毒の“バラ疹”と呼ばれる発疹を、ただの蕁麻疹だと見間違えられ、なかなか性感染症の治療にたどり着けないことも。拡大の背景には、そんな事情もあると思います」
性器からの出血、外陰部にできものがある、おりものの量やニオイ、色が変わった、外陰部がかゆい、痛いなど
こんなサインがあれば病院へ。
もし、いきなり病院に行くのは怖い、という方は、近頃郵送検査も増えているそうです。
気になることは放置せずに、しっかりと検査したいですね。
本誌では、どんな性感染症があるか、放置するとどうなるのかなどさらに詳しく解説されています。
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