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暑さで疲れぎみの体は、夏野菜で立て直す!
トマト、オクラ、パプリカ、とうもろこし……
おなじみの野菜も、実は栄養価ではスター級。
フレッシュな味わいを引き立てるアイデアレシピもたっぷり紹介していきます。
まずは、素材ごとの健康効果や選び方など、夏野菜の基礎知識を知ることから始めましょう。
クロワッサンでは、夏野菜の底力について特集しています。
今回はその中からトマトについてピックアップします。
紫外線に負けない“食べるUVケア”
トマト
品種豊富で選ぶのも楽しいトマトは、紫外線をはじめ夏バテ対策に必須!
【栄養価】美肌と元気をくれるリコピンのパワー
見るだけで元気が出るトマトの鮮やかな赤色はリコピンという天然色素によるもの。
抗酸化力が強く、紫外線を浴びることによる肌ダメージを防ぎます。
同じく抗酸化作用のあるβカロテンも多く、皮膚細胞の再生も促してくれます。
ゼリー部分にはクエン酸が豊富で、その酸味は食欲増進の手助けをしてくれます。
さらにビタミンCやEといった抗酸化物質を含むため、免疫力アップや疲労回復にも効果的。
夏のお悩みをサポートしてくれる頼もしい夏野菜です。
【選び方】まずは鮮やかな赤色を!おしりも要チェック
真っ赤に熟しているものほど栄養価が高く
ヘタが緑色でピンと立っていて、果肉部分にハリとツヤがあるのが、鮮度がいい証し。
おしりの部分がとがっていて、先端から黄色い線が放射状かつ均等に伸びているものがおいしい。
【保存方法】生食なら常温か冷蔵。加熱するなら冷凍もOK
保存の適温は15~25度。
室温がそれ以上なら冷蔵庫で保存する。
完熟していない場合は室内で追熟させてもOK。
熟したトマトは果肉がくっつくと傷みやすくなるので、重ならないよう保存袋に入れて冷蔵します。
丸ごとや、好みのサイズにカットして保存袋に入れて冷凍してもいいですが、
回答すると生の状態から食感が変わるので加熱調理向き。
【調理のコツ】熱と油で抗酸化アップ!皮や種も一緒に食べよう
リコピンは油と一緒に加熱調理すると体内への吸収率がぐんと高くなります。
熱を加えると酵素の働きでうまみ成分であるグアニル酸も増加するので一石二鳥!
皮にもリコピンは多く、種の周りのゼリー部分にはうまみたっぷりのグルタミン酸が豊富なので、
夏バテ対策には皮や種を取り除かず、油を使って加熱するという調理法がベスト。
【トマトで一品】トマトのしょうがしょうゆソテー
材料
トマト2個、サラダ油小さじ1
《A》しょうがすりおろし小さじ1~大さじ1/2、しょうゆ小さじ2
作り方
(1)トマトはヘタを取り、1個を3等分の輪切りにします。
(2)フライパンにサラダ油を引いて強火で熱し、トマトを両面1分ずつ焼きます。
(3)合わせたAを回し入れ、さっと煮からめてできあがり。
火加減が弱いと実が崩れるので、焼き始めからずっと強火で焼くこと。
表面に軽く焦げ目がつく程度が香ばしくて甘みも強くなります。
本誌では、トマトだけでなく他の夏野菜についての解説も掲載されています。
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