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ビストロ、中華、焼肉、イタリアン、イノベーティブ、和食、蕎麦、鮨。
dancyuでは、「あぁ、あれが食べたいなー」と思った時に、すぐに役立つ最強の10軒を紹介。
しかもひとりで食べにいくことができる『最強のひとり食べ店』です。
dancyu的、ひとり食べ店選びの3ヶ条
(1)本当においしい
ひとりだからこれでいいや、ではなくて、ひとりだからこそ、心まで満たす
おいしい料理を食べに行きましょう。
量もちょうどいい店ばかりです。
(2)居心地がいい
ひとり食べはいわばセルフケア。
程よい距離感、ひとりでもないがしろにされない。
あぁ、いい店に来たなーと胸ときめく、居心地のいい店を探しています。
(3)程よい値段
接待でもお付き合いでもなく、ひとり食べですから、自腹に痛くない金額を。
最近は超高価格帯の店も多いですが、ちょっと贅沢、くらいの値段です。
立ち飲みもできる気軽な都心のビストロで
しみじみおいしいフレンチを
かめじま商店/茅場町
文:堀越典子
程よいポーションの料理と、外れなしの酒のラインナップと、肩肘張らない居心地と。
酒屋直営の“角打ちビストロ”は、ひとり食べ飲み族のサンクチュアリだ。
ここ『かめじま商店』も例外にあらず。
オフィス街・茅場町のど真ん中とは思えない、人情味が漂う路地に立地。
からからと引き戸を開け、「ただいまー」と入っていきたくなる構えのなさが好ましい。
立ち飲みカウンターに酒と小皿のアテを並べ、さくっと“ひとり0次会”も悪くないが、
しっかり食べ、飲みたい夜は厨房を見晴らすカウンター席へ。
フレンチの一流店で腕を磨いた実力はシェフ、中川肇さんの料理は
一品一品がグランメゾン級のクオリティーとおいしさ。
じっくり味わうにはこんなシェフテーブルがふさわしい。
和素材や季節の果物、スパイスの香りをさりげなく織り込んだ創作系の前菜から、
レバームースや旬の魚のポワレのような王道の一皿まで、
多彩なアラカルトに寄り添う酒はナチュラルワインが中心。
「おひとりでもボトルがお薦め」と店長の岩見真理子さん。
冷蔵ケースから選んだボトルワインを酒屋での販売価格+550円の抜栓料で楽しめ、
持ち帰りもOKの懐の深さはうれしいかぎり。
時の過ぎゆくまま、ひとり食べの幸せに身を任せたい。
本誌では他にもひとり食べ・飲みできる美味しいお店を紹介しています。
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