中川大志「役者は自分が死んでも作品は残るという“怖さ”がある」

  • 更新日
  • 有効期限 2024.10.05

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岸谷五朗さん、寺脇康文さんによる演劇ユニット『地球ゴージャス』。

その結成30周年記念公演に、俳優の中川大志さんが初参加します。

男の隠れ家では、舞台への憧れと意気込みを語っています。

 

お客様が見る瞬間のことをいつも考えています
それが原動力

 

中川大志さんが『地球ゴージャス』の舞台を初めて観たのは高校生の時でした。

すでに子役として活躍していました。

 

10代の頃は映像の仕事が多かったので、純粋に演劇への憧れがありました。舞台をやりたいといつも言っていた、そんな時に『地球ゴージャス』の舞台を観て、ショーとしてのパフォーマンスに衝撃を受けました。カンパニーの人たちがパワフルで、なんて楽しそうなんだろうと、嫉妬するくらいでした

 

中川さん自身も2022年には音楽劇で初舞台・初主演を果たしました。

その舞台を観て、今回オファーを出したのが、作・演出の岸谷五朗さんでした。

 

まさか『地球ゴージャス』からお声がかかるとは。客席から舞台を観ていた高校生の頃からは想像できないようなことが起きたとは思いました。岸谷さんは演出家、脚本家であり、プレイヤーでもある。僕も監督をした経験があるのですが、マルチタスクが苦手な人間なので、現場がどんな感じになるのか、想像もつかない。岸谷さんの姿を見るのが楽しみです」

 

また俳優の寺脇康文さんとは過去に共演歴があります。

 

「小学6年生の時から何度か。ちっちゃい頃から遊んでいただいた親戚のおじさんみたいな方。今回お会いした時に大きくなったなと言われました(笑)。大好きな俳優さんです」

 

中学生の頃から次第に、このまま俳優を続けたいと思うようになったという中川さん。

子役時代の演技と現在の演技では何が違うのでしょうか。

 

「子どもの頃は見て聞いて肌で感じて、感覚や感性だけでできた。でも、だんだん限界を感じるようになってステップアップしないとやって行けなくなる時期が来る。僕の場合は20代になって力不足で悔しい思いをしたことがいっぱいあって、いろいろなことをアップデートしてきました。トレーニングや演技のアプローチの仕方などを指導してくれる先生とともにじっくりと準備をするようになりました」

 

大人の俳優として生まれ変わったことにより、俳優・中川大志さんの快進撃が始まりました。

 

役者は自分が死んでも作品は残るという“怖さ”があります。でも、お客様を驚かせたり、喜ばせたりするこの仕事が根本的に好きです。仕事がしんどい時でも楽しい時でも、お客様が見る瞬間のことをいつも考えています。それが原動力であり、やりがいになっています

 


 

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