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きれいな水槽を立ち上げ、末長く維持すること。
それは決して簡単なことではありませんが、だからこそ、うまくいったときの達成感は代えがたい経験となり、
よりアクアリウムの魅力を求める原動力になります。
今号のアクアライフでは、水槽を整えるにあたって直面するであろう要素をピックアップ。
そのなかから今回は『水槽内藻類備忘録』を紹介します。
水槽内藻類備忘録

アクアリウムを楽しむにあたって切っても切れない永遠のライバル(?)といえばそう、
“藻類”(コケ)です。
皆さんの水槽にもおそらくなんらかの藻類が生えているはず。
なぜなら、藻類にはかなりの数があり(一説には30万種以上とも?)、
好む環境もまさに千差万別なので、
今ある水槽環境にマッチした藻類が増えることとなるからです。
ここでは水槽環境で増える藻類を12タイプに分類し、特徴や対策を紹介します。
珪藻(茶ゴケ)

厄介度:★
主に水槽セット初期に生える藻類。
名前の通り茶色をしています。
養分の多いソイル(水草用の土)を使用した環境や、活餌、冷凍餌などを与えていると発生しやすい傾向にあります。
水に触れる面ならどこにでも生えますが、
主にガラス面やフィルターパイプなどに生えると目立つため美観を損ないます。
柔らかいスポンジなどでこすると簡単に除去が可能。
好んで食べる生き物も多いため、あまり苦労することなく除去できるでしょう。
セット初期を過ぎ、落ち着いた環境では自然と少なくなることも多いので、
いつの間にか消えていることもあります。
最も簡単に対策できる藻類の一つです。
トロロ昆布状の藻類

厄介度:★
珪藻と同様に、こちらも水槽セット初期に生える藻類。
トロロ昆布を溶かしたものを水槽に撒いたように見えるのでこう呼んでいます。
養分豊富な栄養系ソイルと呼ばれる底床を使用していると発生しやすい傾向にあります。
簡単に駆除できますが、増殖スピードが早く、水槽中に広がる見た目と相まってショックが大きいもの。
発生量はソイルの要分量にほぼ比例するため、
簡単に言うと、水草が育つソイルほどセット初期にこの藻類が出る印象。
好んで食べる生体も多く、ホースなどで簡単に吸い出せるため対処にはあまり困りませんが、
人の手が入りにくい部分にも発生しやすいので、ある程度きれいにしたら生体に頼るといいでしょう。
ちなみにYouTubeなどの対策ビフォー/アフター動画にはこの藻類が使われることが多いです。
ガラス面に付く緑藻類

厄介度:★★★
最も長く付き合うことになるのがこのタイプの藻類。
ある程度落ち着いた環境ならたいていガラス面が緑色になるはず。
ゼロにするのが難しいため、うまく付き合う必要があります。
時間の経過とともに強固にくっつく傾向にあるので、早め早めに掃除しておくのがポイントです。
「2週間に一度掃除をすればきれい」
これくらいになれば御の字でしょう。
光量に比例して増えやすい傾向があるので、過度に明るいライトを使わないようにすると良いです。
ナヤスやサルビニアの仲間、アマゾンフロッグピットなどの浮草を利用して
遮光&水中の養分を吸収させるようにすると高い予防効果があります。
本誌では、他にも藻類の紹介や、コケたちを除去してくれる生物たちも紹介しています。
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