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【地域の文化を味わう】室町から続く伝統的なお雑煮から、現代の全国”御雑煮図鑑”!
日本人が新年を祝うお雑煮というものは 室町時代に京都の御所で生まれました。 江戸時代には宮中でお雑煮が定着し、やがて京都と信仰の深い諸大名や武将が その雑煮文化を自国へ持ち帰るとさまざまな姿に変えていきました。 各時代に親しまれていたお雑煮から、 現代まで受け継がれているお雑煮をご紹介します。 全国各地、全くちがうお雑煮に興味が湧きます!【徳川宗家の鶴雑煮】
武家社会において、最も好まれたのが鶴肉。 真鴨のように、赤身肉で香りの良いのが特徴! 香ばしいお餅と鶴特有の香りが相乗しています。 [材料] ・切り餅(焼く) ・鰹節、昆布出汁(醤油仕立て) ・鶴肉(写真は鴨肉で代用)、亀甲しいたけ、小松菜、柚子【京町方雑煮】
京都のお雑煮といえば、 白味噌仕立ての汁に小芋や里芋が入っているイメージが多いが もともとは宮中で用いられた鮑が徳川8代将軍吉宗の倹約令により、 頭芋(親芋)に転じたという歴があるそうです。 [材料] ・丸餅(煮) ・昆布出汁(白味噌仕立て) ・頭芋、大根、削り鰹【江戸方下町雑煮】
江戸雑煮といえば、菜鶏(ナットリ)雑煮。 武家にとって菜っ葉は欠かせない存在で、 「浅草海苔」も身近な食材。 きりっとした鰹節出汁に香ばしい焼持ちが合う! [材料] ・切り餅(焼) ・鰹出汁(醤油仕立て) ・鶏肉、蒲鉾、小松菜、柚子、浅草海苔ここまで、3つのお雑煮をご紹介しました! 他にも京都や鎌倉、全国各地のお雑煮を掲載中! どれもこれも、全く違うけれどおいしそうです。 馴染みのあるお雑煮はありましたか?