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2023-09-26 発売号 (2023年11月号)
『地ビール』と呼ばれていた90年代半ばから約30年。
さまざまなブームを経て2023年、ここ湘南ではクラフトビールが活況を見せています。
若き有望なブルワーたちが切磋琢磨し、ハイレベルなクラフトビール造りが行われており、
美味しいのはもちろん、知的好奇心を満たしてくれる、その背景にあるストーリーもこれまた魅力。
湘南スタイル magazineでは、クラフトビールタウンと言っても過言ではない、
ここ湘南のクラフトビール事情を余すところなく総力特集!
未知なる一杯を求めてクラフトビールの旅へいざ出発!
僕らが湘南でクラフトビールを造る理由

ヨロッコビール/鎌倉
「湘南のクラフトビールシーンは、ヨロッコビールから始まった」との発言に異論を唱える方はいないでしょう。
先駆者であり、パイオニアが同代表の吉瀬明生さんです。
2012年に逗子にブルワリーをオープンした当初は、すべてが手探り状態。
大きな寸胴にモルトと水を入れて直火にかけ、大きな欋でかき混ぜて仕込みを行っていたそう。
そんなパンクでプリミティブなビールづくりは噂となり、バーバリックワークスの代表・安藤祐一さんをはじめ、
現在の湘南のクラフトビールシーンを代表するブルワーたちがこぞって見学に訪れ、
その醸造方法を学んだほど。
やがて同社のクラフトビールの美味しさの評判は湘南中に広がります。
そして一気に需要が高まり、設備を拡大するため2019年に現在の鎌倉市岩瀬へと移転しました。
吉瀬さんが志向するのは、シンプルで飲み続けられる、
現在の流行とは逆行するシンプルでクラシカルでヨーロッパスタイルのビールです。
「流行りのものは他に任せればいい。みんなと同じことはしたくないんです」と
オリジナリティを追求します。
定番のラガーやベルジャンスタイルのペールエールのほかに、
地域で採れる季節のフルーツやスパイスを使った季節感を大切にしたビールを提供しています。
10年間、試行錯誤を繰り返した結果、季節の定番も徐々に決まってきたそうで
「大御所ほどのお約束ではなく、中堅バンドのセットリストが固まってきて、少しだけ新曲を披露するみたいな感じ」
と笑う吉瀬さんです。
そして2023年7月、鎌倉の笹目座に待望の直営タップルームがオープン!
常時8タップが用意され、定番のヘレスラガー『Bright Moments』から、
大阪・箕面ビールとコラボした季節のビール『Plumbon Saison』まで楽しめます。
地元の仲間が携わり、想いが詰まった同店には連日グラスを片手にファンで賑います。

本誌では、さらに湘南でクラフトビールを展開している方たちを紹介しています。
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