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忙しなく働く現代人に不足しがちといわれる睡眠。
特に女性は、ホルモンバランスの変動がその量や質を大きく左右するのだとか。
“性”という観点から、改めてご自身の眠りを見直してみませんか。
Harper’s BAZAARでは、『女性の年齢と睡眠の深い関係』について特集しています。
解説はイーク表参道 副院長の高尾美穂先生です。
女性ホルモンは、睡眠をどう変える?
日本の人々の睡眠時間が各国と比べワーストレベルで、
特に日本人女性の睡眠時間が短いという言説は、近年多くのメディアで取り沙汰されてきました。
睡眠を充実させれば生活も上向くはずと理解しているのに、
年を重ねて心身が成熟していくにつれ、
“眠れない”悩みを耳にする機会のなんて多いこと。
その原因の一端が女性ホルモンにあるのではと、産婦人科医の高尾先生はこう話します。
「実際の睡眠量に関しては男女でさほど差がないというデータもありますが、十分に睡眠が取れたかどうかの体感……つまり満足度は、女性のほうが低い傾向に。特に40代以降で大きく下がります」
目覚めたときの“よく休めた”という実感、すなわち『睡眠休養感』は、眠りの“質”の核。
厚生労働省の報告では身体機能や認知機能、感情の安定度のほか、
心血管疾患の発症や肥満、糖尿病といった代謝機能障害にも関連するとされています。
「この“満足度”に、女性ホルモンが影響を及ぼすんです。卵巣でつくられるエストロゲンには副交感神経を優位にする働きがあり、不安定になると心身がリラックスしにくい。女性が生理周期とともに生活している以上、ホルモンバランスの変化によって睡眠の質にバラつきが生じてしまうんです。妊娠出産期はなおのこと、更年期になると夜中に大量の汗をかき、その不快感や体の冷えで起きてしまうという声も」
とはいえ“満足度”が大きく関わってくる以上、
こうした変化に対する心づもりやちょっとした工夫で、改善の可能性があるのも事実。
「ほとんどの女性が経験することですし、歳を重ねると若い頃より日中の運動量が落ちるため、睡眠時間も短くなって当たり前。事実として受け入れつつ、能動的に体を動かすよう心がけるなどして、習慣を整えていきましょう」
何よりのタブーは、気に病むこと。
自分のご機嫌をとりながらのケアで、毎日の眠りはもっと快適に変えられるのです。
眠りにまつわる疑問を解決
Q. 眠りの満足度を高めるセルフケアは?
睡眠とは、疲労やダメージのリカバリータイム。
つまり眠りを深くするためには、頭や心ばかりでなく肉体のほどよい疲れが必要となります。
「昼間は活発に、夜は静かにという、リズムとメリハリが大事なんです。気温が一定の室内で長時間仕事をする人もちょっと遠くへランチを買いに出かける……などでよいから、自分の意思で活動的に過ごす時間をつくってみて」
高尾先生は続けて話します。
「動けば体温が上がり、夜になってそれが下がるときに眠気を催すんです。“睡眠には就寝1~2時間前の入浴が効く”などとよくいわれますが、それはこの温度差がポイントとなるから。眠りにつく少し前に筋肉が温まるストレッチや足浴をおこなったり、体を中から温める白湯を飲んだりするのもおすすめ」
本誌では、眠りに良い香りや音楽、サプリなども紹介されています。
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