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体の芯から温めてくれる煮込み料理が恋しくなる季節です。
じっくりコトコトもいいけれど、何かと忙しい日々の中では、もう少し手軽にできる煮込みを知っていると重宝しますよね。
クロワッサンでは、15分以内にできる『軽い煮込み』レシピをたっぷり紹介しています。
今回は材料を鍋に入れて火にかけるだけの『中華春雨煮』レシピをピックアップします。
材料を鍋に入れて火にかけるだけ
失敗知らずの重ね煮レシピ
料理研究家の市瀬悦子さんが紹介するのは、食材の選び方や切り方等の工夫で、
長時間煮込まなくてもおいしく作れる重ね煮料理。
「下味をつけた肉や魚を野菜の上に広げ、最小限の水分を加えて蒸し煮にします。この水分量は何度も試作を重ねて調整していますから、守っていただけると嬉しいです。肉や魚から出る旨みが全体に行き渡り、野菜もたっぷりいただけますよ」
作り方はいたって簡単。
材料を煮えにくい野菜から順に鍋に重ね入れたら、最初は蓋を開けたまま加熱し、
煮立ったら蓋をして10分ほど煮込めば完成です。
火加減や調味料を加えるタイミングなど気にしなくていいため、気持ちがラク。
朝、朝食やお弁当を作るついでに仕込み、冷蔵庫に鍋ごと入れておいて、帰宅後に煮て食べることも可能。
その場合は、レシピの最後に加える水分を火にかける直前に加えましょう。
先に鍋に入れておくと、野菜がくったりしすぎてしまうからです。
「鍋ひとつで調理するので洗い物が少なくて済み、蓋をして煮るのでキッチンも汚れにくい。忙しい日のお助け料理としてぜひ活用してください!」
重ね煮のルール
- 煮えにくい野菜が下、肉・魚は上に
- 水の量はきちんと量る
- 火が通りやすいよう切り方を工夫する
豚バラ、小松菜、パプリカの中華春雨煮
さっと煮るだけだからパプリカの赤と小松菜の緑が鮮やか。
春雨を戻す手間もなく、鍋の一番下に入れるだけ。
肉や野菜から出たたっぷりの汁を吸って、格別のおいしさに。白いごはんが進むこと間違いなし。
【材料】
豚バラ薄切り肉、小松菜、赤パプリカ、緑豆春雨、水
[A]にんにくすりおろし、オイスターソース、しょうゆ、塩、しょうゆ、塩、ごま油
分量の詳細はこちらからご覧いただけます。
【作り方】
(1)鍋に、半分に切った春雨、5cm幅に切った小松菜の茎、葉、縦に細切りにした赤パプリカの順に入れます。
(2)豚肉を6~7cm幅に切ってAをもみ込み、肉が重なり合わないよう1にのせます。
(3)鍋のフチから水を回し入れます。
中火にかけ、煮立ったら蓋をして7分ほど煮てできあがり。
本誌では他にも簡単に煮込むだけでできるレシピが紹介されています。
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