「進化する“界隈”マーケティングの真髄」町田ゼルビアはどうやってファンを熱狂させたのか?

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物価が高騰し続けた2024年。加えて、趣味趣向の多様化によってヒット商品が生まれにくい時代の中でも、多くのヒットが生まれました。

そんな商品はどのようにして生まれたのでしょうか?

今号のDIMEでは、ヒットした商品やコンテンツを徹底調査し、「ヒットの新法則」を紹介しています。

 

『#〇〇界隈』の力とは?
急成長する“界隈マーケティング”の秘密に迫る

 

近頃、「〇〇界隈」というネットスラングをよく耳にするようになりました。

「界隈」というのは本来、特定の地域や場所を指すものだが、Z世代を中心にジャンルや業界、特定のコミュニティーを指す表現として使われています。

2000年代から使われている「〇〇オタ」と同じ意味で使われていたが、近年の“推し活”ムーブと相まって一般にも「界隈」という言葉が浸透しました

ヤフー・データソリューションが発表したデータによると、2024年に「界隈」を含め検索人数が過去最高を記録。

その大きなきっかけとなったのが、疲れすぎて風呂に入りたくない!という「風呂キャンセル界隈」という言葉でした。

インパクト大なキラーワード、さらにこれまでと異なる「界隈」の使われ方が多くの人の関心を集めたと言えます。

「#〇〇界隈」と発信するだけで、何に関心があるか、自身の属性を人に伝えることができる。さらに、引き起こされるトレンドはどれも熱量が高く、ほかにも伝播する消費行動を引き起こす。

そして誕生したのが「界隈マーケティング」
では、この「界隈」の力がどのように企業を動かし、私たちの日常に変化をもたらしていくのでしょうか?

 

今最もアツいJ1チーム「町田ゼルビア」
人気を支える3つの施策

 

 

 

今、最も話題のサッカーチームといえば、快進撃を続ける町田ゼルビアです。

勝利への投資はもちろん、ファンコミュニティ形成にもチームは注力します。
その上で大事な3つのステップがあると、株式会社ゼルビアCOOの上田武蔵さんは言います。

「(1)ファンの熱量を高めていく。(2)高まった熱を逃さないように取り込む。(3)高まった熱を周りに広げる。そうすることで、より多くのファンを獲得できる」。

熱量を高める上で一番大事にすべきなのは、地元で応援するサポーターです。

少年サッカーチームを源流とするFC町田ゼルビアには、ファミリー層のファンが多く、子供向けの施策を多く打っています。

「デイゲーム後、地元の小学生と所属選手がピッチ上でサッカーを通じて交流しています」

また、ファンの熱量を逃さないために、グッズにも力を入れています。
「以前の調査で最も需要が高かったのが、普段使いできるグッズでした。そこでホームゲームごとに 新グッズを制作しています」

現在注力しているのが、高まった熱を広げていく取り組みです。
「国立競技場での試合数を増やしたり、 ABEMAを活用した露出の場を増やしたりして、特定の推しチームがいない浮動性のあるサッカーファン層を取り込みたい」


 

本誌ではさらに、2024年に生まれた超ヒットを紹介しています。

 

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