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勢いづく資産運用ブームの中で、個人投資家の圧倒的な支持を集める商品を手掛けている
三菱UFJアセットマネジメント。
原動力になったのは、後発組の危機感で築いた『ファン最重視戦略』の徹底でした。
愚直なビジネスの先に、次のヒットも見えると信じる社長・横川直氏。
日経ビジネス電子版にて掲載されているインタビューをピックアップします。
オルカン圧勝は顧客主導
新しいNISA(少額投資非課税制度)が始まった2024年は、投資が急速に活発化しました。
「1月4日の1日だけで、上場投資信託(ETF)を除く公募の投資信託で約1800億円も申し込みがありました。NISAの口座数や積み立ての比率などを見ていて、業界全体に想定以上に多くの新規参加者が集まったことに驚いたし、大きな責任も感じています」
つみたてNISAの運用が始まった2018年が大きな転機でしたか。
「若年層が販売会社から勧められて買うのではなく、インターネット証券に代表される新しいインターネット証券に代表される新しいチャンネルを使って投資するようになりました。我々から販売会社を通じて顧客へ、という投信ビジネスのモデルは今も変わってないのですが、顧客が自ら考えて商品を選ぶという動きが出始めたのです。やや残念な面はありますが、金融機関よりもブロガーやユーチューバーのようなインフルエンサーを信用するというムーブメントも起きました。
2020年から新型コロナウイルスの感染が拡大し、マーケットが好調な中で選択のために投資先を調べる時間をかけられるようになりました。そんな動きに続いて、今回の新NISAでさらに新しい人が入ってきたということでしょう」
ブロガーの声からオルカン誕生
三菱UFJアセットマネジメントは、資産運用ブームの追い風を一身に受けているように見えます。「オルカン」で知られる「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」が大ヒットし、2023年10月からの1年間で2兆円を超える個人マネーが流入しました」
「類似商品の中で最も低い運用コストであることをコミットして、愚直に取り組んできました。単に信託報酬の面だけでなく、トラッキングエラー(運用指標と運用成績の差)を抑えるような取引の工夫にもこだわってきました。ブロガーとのミーティングを開き、投資家からの改善すべきポイントの指摘に耳を傾けている姿勢も支持につながっていると受け止めています。
オルカンをつくったのも、ブロガーミーティングがきっかけでした。私もそうなんですが、企業年金の運用担当経験者は、投信会社としても国内外のファンドを投資家が自ら組み合わせればいいと捉えがちです。でも…」
本誌では、インタビューの続きをお読みいただけます。
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