《冬の温活の大切さ》体温のリズムを知って、カラダを効率的に整えよう!

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冬を迎える体の準備、できていますか?

暖かい秋のまま記録的な暖冬に入るかと思いきや、季節予報によると12月半ばから“平年並みの寒さ”に…。

今こそ、急激な気温差にも揺るがない体作りを!

 

食事やあったかグッズなど、いつもの暮らしに温活をプラスして、ぬくぬく幸せな冬を過ごしましょう。

今回は、ananの『温活』特集から『体温のリズムを知って、カラダを効率的に整えよう!』をピックアップします。

 

体温のリズムを知って、カラダを効率的に整えよう!

 

 

午前2~8時の体温が一日の中で最も低く、徐々に上がり午後4~9時をピークにして、また体温は下がり始めます。

365日繰り返されるこの体温のリズムには、どんなメリットがあるのでしょうか。

 

早稲田大学人間科学学術院教授・永島計さんはこう話します。

「体を温める/温めないタイミングを知れるのが、まず大きな利点だと思います。“体を冷やさない、冷めたら温める”のは基本ですが、四六時中、体を温めておけばいいというわけでもない。

例えば、質の良い睡眠をとるには、寝る前に体温がグッと下がることが必須条件です。寝る直前の食事、運動で体を温めてしまうと、寝つくまで時間がかかり、睡眠効率を下げてしまいます。よく眠るためには、就寝の2~3時間前に体温を上げておくのがベストです。

タイミングを活かした温活をすれば一日の体温リズムにしっかりメリハリがつく。人間の生命活動は体温をパッと上げて活動し、スパッと下げることでより良い休息を取るように設計されています。この仕組みを上手に利用するとこで、体調が乱れにくくなると思います」

 

それなら本格的な冬が到来する前に、体温のリズムに乗って体を整えるルーティンを確立しておきたいもの。

 

足助病院院長・小林真哉さんはこう話します。

「免疫力をはじめとする体の基礎は、今日明日で上がるようなものではありません。数週間単位でジワジワと力がついていくものですから、早めに習慣化し、継続していくこと。積み重ねていけば、冷え性も風邪のひきやすさも解消されていくでしょう。冷やさない、かつ、的確に体温を上げる。これだけで今冬を健やかに乗り切れますよ」

 

朝昼晩の体温リズム

 

ここで、朝昼晩の体温リズムとそれに合わせた良い習慣を知り、よりよい温活をしていきましょう。

 

【朝】寝起きに低いのはテンションだけにあらず
低い体温を上げてカラダのスイッチをオンに

 

朝目覚めたら、すぐに朝日を浴びましょう。

朝食には糖質とタンパク質を含むあったかいものを摂りましょう。

そして、少し汗ばむくらいの運動をし、外へ出かける前に”放熱ポイント”である手首、耳、頭、首といった熱が出て行きやすい部分をカバーしましょう。

 

【昼】室内と室外の気温差に注意しながら心地よい“衣服気候”をキープ

 

服やあったかアイテムを脱ぎ着して、体温調節をしましょう。

階段の上り下りで、太ももの筋肉を動かします。

そして、喉の乾きを感じる前に、こまめに水分補給を!

 

【晩】体温を上げるポイントを計算して質の良い睡眠に向けた準備を

 

寝る2~3時間前までに、晩御飯を食べます。

寝る90分前までに、お風呂に入りましょう。

部屋の暖房は寝る直前までにして、つま先など末端の冷えはあったかアイテムでカバー!

 


 

本誌では、温活の重要さや、カラダの仕組み、生活の中での注意点など細かく解説しています。

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