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草津温泉の歴史は古く、1193年に源頼朝が狩りの途中で温泉を見つけたと伝えられています。
その後、多くの歌人や文人も訪れ、人気の温泉地になったそうです。
草津温泉が人気の秘密は、その泉質の良さに尽きるでしょう。
泉質は強い酸性の温泉で、白濁しているお湯につかると少し肌がピリピリするほどです。
歴史ある草津温泉には老舗旅館も多くありますが、近年個性的な宿が続々とオープン。
今号のことりっぷマガジンでは、この冬に満喫できる温泉ステイを紹介しています。
温泉宿「きむらや」
湯畑を見下ろす絶好のロケーション
湯畑周辺で、ひときわ目を引く漆黒の建物があります。
国立競技場を設計したことでも知られる建築家・隈研吾が設計した温泉宿「きむらや」は、木を使った建築物が多い同氏の設計ながら、テーマは石造り。
宿泊スペースの2階へ上がると、湯畑を見下ろすことができるテラスを設えた広いワインルームになっていて、まるで大人の隠れ家のようになっています。
洞窟をイメージしたという室内は、黒を基調とした落ち着いた雰囲気。
ガラス張りのお風呂から外の景色をゆったり堪能することができます。
温泉宿「裏草津 蕩」
洗練されたデザインホテルで建築美を堪能
観光客で賑やかな湯畑から離れた、裏草津地蔵エリアに面して建つスタイリッシュなホテル。
ダークグレーの外壁に、木造りのフレームをあしらった外観は、デザイン性が高く期待が膨らみます。
木を組み上げた長いエントランスのアーチをくぐり抜けて館内に入ると、日本の伝統建築を生かした粋なロビー空間が広がります。
「1/fゆらぎ」がホテルのコンセプト。
規則的なものと不規則なものとの調和によって、一定でないリズムが人の心に心地よさを感じさせることを大切にしているそうです。
ロビーラウンジには、宿泊者のみ利用できるバー「宵洸(よいほのか)」があり、地蔵広場のライトアップを眺めながらドリンクが楽しめます。
静かなゆらぎ空間の中で、温泉を堪能する滞在を楽しんで。
温泉宿「草津温泉 VAN」
バーテンダーが営む宿でお酒と食事、温泉を堪能
深いグリーンの外壁で、窓のない無機質な建物がひときわ目を引くホテル。
看板もひっそりと掲げられ、さながら隠れ家ホテルの様相です。
バーテンダーが運営するこのホテルは、「BARに泊まって温泉をいただく」がコンセプト。
全4室のみという限られた客室は、2人利用のみに限られています。
モダンな内装の白い部屋と、スタイリッシュな雰囲気の黒い部屋があり、予約時に好きなタイプをセレクト可能。
全ての客室が露天風呂付きで、万代温泉から湯を引いている源泉かけ流しです。
本誌ではさらに、温泉宿の詳細情報や内装の写真をご覧いただけます。
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